気がつけばあっという間にクリスマス。
足早に過ぎた1年を振り返ってみても、皆様のおかげで何とも充実した1年を過ごすことができた。
ただただ感謝申し上げる。
思い返せば言葉では言い表せないくらいにいろんな事があった。
人との関わりの多さは笑顔も多い分、涙も多かった1年でもあったかもしれない。
万葉歌の世界での今年の一番の思い出は、なんといっても地元に伝わる伝承と交えた古事記歌謡に取り組めた事だ。
歌の世界観だけでは治まらない、その土地で今年歌わせて頂く意義を織り交ぜながらの曲作りは、今だから明かすと本当に試行錯誤の積み重ねだった。
子どもと同じで、手のかかった分愛しさが募った1曲となった。
また、長年挑戦し続けた万葉の歌音楽祭での大賞受賞は、7年という過去にエントリーした楽曲がその時々の評価に関わらず走馬灯のようにぐるぐると自分の中を曲づくりの練習風景と共に巡っていった。
さて、今年1年。
漢字で表せば、やはり「結」(ゆひ)だろうか。
近年のテーマであり続けた「結(むす)び」が、更に万葉の力を得て繋がっていったように思う。
いつの時も忘れてはいけないのが、それが決してここ3~4年ばかりで成り立ったものでないということ。
いつの時代もその時々に支えてくれた人、場所があった。
万葉歌をはじめて様々な人、また随所にわたる万葉故地との出会いを頂いてきた私。
今に至るまで繋がっているご縁もあれば、切れてしまったように思えるご縁もある。
逆に、歌いはじめた当初には想像すらできなかった新たなご縁にも恵まれ、それは現在進行形であり続けている事は、ほんとにありがたい。
「万葉歌の力」は、取り巻いて下さる人々を万葉の心という日本人の原点で繋げてくれているように感じる。
「万葉は青春のいのち」。
万葉学者である犬養孝先生の言葉である。
今年、奈良県桜井市の忍阪街道まつりの記紀万葉歌コンサートで朗読させて頂いた先生の著書は、実は今、私の手元にある犬養先生ご自身がお持ちだったご本だった。
どうしても皆さんに私のつたない言葉でなくって、犬養先生の言葉そのものを届けたくて、朗読させて頂いたのだ。
忍阪区とO先生のおかげでそれが叶ったのであった。
そこにある風土の素晴らしさと、言葉の中に込められた万葉の心と共に。
さて、来年の私。
早足で駆け抜けた今年とはうらはらに次年度は腰を据えてじっくりと万葉集に向かい合うつもり。
風土を歩き、いにしへ人がみた景色とそこに詠まれた心を足で歩いて感じ、自らの心に深く刻みながら。
万葉うたいびとの名に恥じる事のない更なる新たな第一歩となりますように。
最後に今年1年、万葉歌を作品として、そして私の力以上のステージを与えて下さった奈良県桜井市忍阪区の皆様に深く感謝申し上げます。
またこの1年、支えて下さった全ての皆様、本当にありがとうございました。
一足早くご挨拶させて頂きまして、今年のブログ更新を終えたいと思います。
来年度も皆様どうぞ宜しくお願い致します。
皆様、お体ご自愛下さいませ。
そしてどうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
万葉うたいびと 風香

(写真は大好きな忍坂山に昇る日の出と泊瀬川)
足早に過ぎた1年を振り返ってみても、皆様のおかげで何とも充実した1年を過ごすことができた。
ただただ感謝申し上げる。
思い返せば言葉では言い表せないくらいにいろんな事があった。
人との関わりの多さは笑顔も多い分、涙も多かった1年でもあったかもしれない。
万葉歌の世界での今年の一番の思い出は、なんといっても地元に伝わる伝承と交えた古事記歌謡に取り組めた事だ。
歌の世界観だけでは治まらない、その土地で今年歌わせて頂く意義を織り交ぜながらの曲作りは、今だから明かすと本当に試行錯誤の積み重ねだった。
子どもと同じで、手のかかった分愛しさが募った1曲となった。
また、長年挑戦し続けた万葉の歌音楽祭での大賞受賞は、7年という過去にエントリーした楽曲がその時々の評価に関わらず走馬灯のようにぐるぐると自分の中を曲づくりの練習風景と共に巡っていった。
さて、今年1年。
漢字で表せば、やはり「結」(ゆひ)だろうか。
近年のテーマであり続けた「結(むす)び」が、更に万葉の力を得て繋がっていったように思う。
いつの時も忘れてはいけないのが、それが決してここ3~4年ばかりで成り立ったものでないということ。
いつの時代もその時々に支えてくれた人、場所があった。
万葉歌をはじめて様々な人、また随所にわたる万葉故地との出会いを頂いてきた私。
今に至るまで繋がっているご縁もあれば、切れてしまったように思えるご縁もある。
逆に、歌いはじめた当初には想像すらできなかった新たなご縁にも恵まれ、それは現在進行形であり続けている事は、ほんとにありがたい。
「万葉歌の力」は、取り巻いて下さる人々を万葉の心という日本人の原点で繋げてくれているように感じる。
「万葉は青春のいのち」。
万葉学者である犬養孝先生の言葉である。
今年、奈良県桜井市の忍阪街道まつりの記紀万葉歌コンサートで朗読させて頂いた先生の著書は、実は今、私の手元にある犬養先生ご自身がお持ちだったご本だった。
どうしても皆さんに私のつたない言葉でなくって、犬養先生の言葉そのものを届けたくて、朗読させて頂いたのだ。
忍阪区とO先生のおかげでそれが叶ったのであった。
そこにある風土の素晴らしさと、言葉の中に込められた万葉の心と共に。
さて、来年の私。
早足で駆け抜けた今年とはうらはらに次年度は腰を据えてじっくりと万葉集に向かい合うつもり。
風土を歩き、いにしへ人がみた景色とそこに詠まれた心を足で歩いて感じ、自らの心に深く刻みながら。
万葉うたいびとの名に恥じる事のない更なる新たな第一歩となりますように。
最後に今年1年、万葉歌を作品として、そして私の力以上のステージを与えて下さった奈良県桜井市忍阪区の皆様に深く感謝申し上げます。
またこの1年、支えて下さった全ての皆様、本当にありがとうございました。
一足早くご挨拶させて頂きまして、今年のブログ更新を終えたいと思います。
来年度も皆様どうぞ宜しくお願い致します。
皆様、お体ご自愛下さいませ。
そしてどうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
万葉うたいびと 風香

(写真は大好きな忍坂山に昇る日の出と泊瀬川)