『BECK』 ハロルド作石 著

1999年から2008年に掛けて『月刊少年マガジン』（講談社）で連載された
『BECK』（ハロルド作石 著　全34巻）

『ゴリラーマン』でおなじみのハロルド作石先生による

ロックバンド「BECK」の活躍を描いたマンガです。


主人公はコユキこと田中幸雄。


登場人物の中では至って普通のヒトですが、
歌を歌えばスーザン・ボイルのごとく


聴くヒトを魅了します。


ギタリストの竜介。

最強のバンドを目指して「BECK」を結成した張本人。

ボーカル、MCを担当する千葉。

真っすぐな性格で喧嘩っ早い、バンドのムードメーカー的存在。

日本人離れしたファンキーなベーシスト、平くん。

最年長でしっかり者「BECK」の精神的支柱。

ドラマーのサク。

いつも笑顔を絶やさないコユキの同級生。実は芯が強い。

竜介の飼い犬ベック

犬版ブラックジャックのようなつぎはぎだらけの犬。

バンドの名前を決めるときに
目の前でウンコをするベックを見て千葉が「BECK」と命名。

当初は（仮）となってました。
ちなみに海外では「モンゴリアン・チョップ・スクワッド」として活動。

真帆。

竜介の妹でコユキと付き合う。
コユキの才能に最初に気づいた。

斎藤さん。

コユキの水泳とギターの師匠。ハゲでデブで風俗好きの元水泳五輪強化選手。
『BECK』の影の主役と言われています。

プロデューサーの川久保さん

さえない顔をしていますが、不思議とどんどんカッコよく見えてきます。

「グレイスフルサウンド」の主催者、佐藤和緒。通称オバちゃん。

何かと「BECK」の面倒を見させられます。

ダイイングブリード

全米でカリスマ的人気のロックバンド。
ギタリストのエディは竜介の親友。

売れっ子音楽プロデューサーの蘭

あの手この手を使って「BECK」を妨害します。

レオン・サイクス

「RJレーベル」をまとめる人物でベックの元飼い主。顔はゴリラーマン。

などなど数多くの魅力的なキャラクターが登場します。


連載が終了してから単行本で読みだしたのですが、
これが面白いのなんの。
すぐにはまって全巻揃えました。

僕の大好きな音楽モノの作品、
『気分はグルービー』（佐藤宏之 著）や


『ラグタイムブルース』（石渡治 著）に


『１・２の三四郎』（小林まこと 著）の

テイストを加えたような作風で、ボクの好みにドンピシャです！