2015年に発売された宮下奈都さんの
『羊と鋼の森』(文藝春秋 刊)
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。 (「BOOK」データベースより)
2016年の『本屋大賞』受賞作というコトもあっ . . . 本文を読む
浦沢直樹さんの大ヒットマンガ
『本格科学冒険漫画 20世紀少年』(全22集 小学館 刊)と
その完結編の
『本格科学冒険漫画 21世紀少年』(上・下巻 小学館 刊)
スピリッツでの連載当時、複雑な内容についていけず、
「ともだち」の正体が気になりつつも、挫折してしまい、
完結してからコミックスで一気読みしました。
マンガ(娯楽と言う意味で)の範疇を超える大作で、
『小学館漫画 . . . 本文を読む
2001年の韓国映画『猟奇的な彼女』を見ました。
タイトルの「猟奇的な」って言葉にやられました。
「猟奇的」って「猟奇殺人」なんかでよく耳にする言葉ですが、
正直、正確な意味はよくわかっていませんでした。
顔を背けたくなる怖いイメージはあるんですが。
『猟奇』
「奇怪・異常なものに強く興味をひかれ、それを探し求めること」
(小学館「デジタル大辞泉」より)
『猟奇殺人』
「一般的に通常の殺 . . . 本文を読む
昭和47年(1972年)に放映された
『変身忍者 嵐』(東映・毎日放送)
『仮面ライダー』のヒットによる変身ブームを受け、
『仮面の忍者 赤影』などの
時代劇要素を加えてつくられた作品です。
「時代劇版の仮面ライダー」を目指し、
東映・毎日放送が制作、原作に石森章太郎さん、
企画が平山亨さん、脚本、伊上勝さん、監督、内田一作さんという
『仮面ライダー』のスタッフ総出で制作されました。
. . . 本文を読む
イタリアの生んだ名車500の
名称を引き継いで誕生した
チンクエチェント(イタリア語読みで500の意)
1991年にポーランドのティヒ工場で生産が開始されました。
先代の500とは打って変わって、直線基調の角ばったボディとなりました。
日本にもスポルティングやスポルティング・アバルトなどの
スポーツモデルが、結構な数輸入されました。
アバルトが手掛けた競技モデルのチンクエチ . . . 本文を読む
東野圭吾さんの
『素敵な日本人』(2017年 光文社 刊)を読みました。
たとえば、毎日寝る前に一編。ゆっくり、読んでください。豊饒で多彩な短編ミステリーが、日常の倦怠をほぐします。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。読書の愉楽を、存分にどうぞ。 (「BOOK」データベースより)
『危険なビーナス』(2016年 講談社 刊)
『恋のゴンドラ』(2016年 実業之日本社 . . . 本文を読む
毎週楽しみに見ていたドラマ『陸王』(TBS)が
とうとう終わってしまいました。
原作は池井戸潤 著の『陸王』(2016年 集英社 刊)
TBSの『日曜劇場』と池井戸作品の最強タッグは
2013年の『半沢直樹』(主演 堺雅人)
2014年『ルーズヴェルト・ゲーム』(主演 唐沢寿明)
2015年『下町ロケット』(主演 阿部寛)と続いて
今回の『陸王』(主演 役所広司)で4作目。
. . . 本文を読む
面白いと評判だった『シンゴジラ』(2016年 東宝)
テレビ放映を見ました。
『現実(ニッポン)対 虚構(ゴジラ)』のキャッチコピー通り、
突如、現れた巨大不明生物に対して
日本政府がどの様に対応するかが
リアルに描かれていました。
子供のころよく見た怪獣映画としての『ゴジラ』とは違い、
未知の脅威が迫るパニック映画としてよく出来た作品だと思います。
特に第2形態のゴ . . . 本文を読む
以前取り上げた石川ひとみさんの『まちぶせ』のように
情景が浮かぶ楽曲と言えば、
竹内まりやさんの『駅』(1987年)に
勝るモノはないんじゃないでしょうか。
黄昏の「駅」で見掛けた昔愛してたあのひと。
ほんのひと時の偶然の出逢いを描いた情景は、
まるで短編映画でも見ているようです。
ボクなりにこの歌の内容を解釈してみたのですが、
きっと不倫だったんだと思います。
「それぞれに待つ人のも . . . 本文を読む
「マハリーク、マハーリタ、ヤンバラヤンヤンヤン♪」の
呪文で始まる主題歌が印象的な
『魔法使いサリー』(東映動画・NET)は
昭和41年(1966年)から43年にかけて放映されました。
17話まではモノクロ放送で18話よりカラーとなりました。
人間界にやってきた魔法使いのサリーと
同級生たちとの友情を描いたアニメです。
原作(集英社『りぼん』)は『鉄人28号』の横山光輝さん。
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