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『1・2の三四郎』 小林まこと 著

2015年12月15日 | マンガ

面白いマンガってヒトそれぞれいろいろあると思いますが、
一番笑わせてもらったマンガと言えばボクの場合、
文句なしに『1・2の三四郎』
(小林まこと著 週刊少年マガジン連載 講談社刊)です。

いわゆるギャグ漫画ではなく、ストーリー漫画の範疇だと思うのですが、
細かいギャグがいたるところに散りばめられており、
読むたびに大爆笑してしまいます。

主人公の東三四郎を初め、
西上馬之助、南小路虎吉に紅一点の北条志乃、
参豪に岩清水などなど一癖も二癖もある連中ばかり。

舞台は新賀田県にある天竜学園高校。
不祥事の責任を取るカタチでラグビー部をやめた三四郎。
柔道部に入部するのですが、部員はたった一人きり。
三四郎に合わせる様に馬之助がレスリング部を、虎吉が空手部をつくります。
そこに転校生の北条志乃が現われ、部活動の規定に合わせるべく格闘部が誕生。

クラブ祭の出し物として三四郎率いる格闘部がラグビー部に挑戦。
その後、柔道の地区大会に出場し、優勝を遂げます。


このマンガの何が面白いって
プロレスが大好きな三四郎を始めてとする面々が、
ラグビーや柔道の試合でプロレス技(反則技含む)を
駆使して活躍するところです。


そう、子供のころやった四の字固めやコブラツイスト、
プロレスブームのころ練習したローリングソバットや
ヘソで投げるバックドロップにジャーマン・・・。

あの感覚がそのままマンガになっています。
柔道の強豪をブレーンバスターで投げる、誰もが夢を見た世界がそこにあります!


そして高校を卒業した三四郎たちは、
あろうコトか本物プロレスラーに。
柔道時代のライバルの柳、アマレス王者の五頭、空手チャンピオンの成海頁二など
新たなキャラクターも加わります。


当時、他の競技でプロレス技を出すのが面白かったのに、
プロレスでプロレス技を出しても…。
と思っていたのですが、そんな心配も杞憂に終わる面白さ。
(最後の方はすっ飛ばした試合が多かったのが残念ですが)


そんな三四郎で一番好きなシーンが
柔道編の地区大会の1回戦の予備予選?の軟波高校戦です。

三四郎がバックドロップからの横四方固め、






寅吉がランニング・ネックブリーカーからのケサ固め。




続く馬之助が見事な回転エビ固め。


主審の「これも押さえこみですか?」に「そうや」とひと言。

馬之助の自信に溢れる背中に何度読んでも笑いがこみ上げます。


そもそも初めて三四郎を読んだのが「キンタマオトコ」のくだり、
話の前後もわからないのに大爆笑でした。


ところで今回初めて気づいたのですが、
20巻の表紙って1巻とおんなじレイアウトなんですね。



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