『漫画 君たちはどう生きるか』
(原作:吉野源三郎/画:羽賀翔一 2017年マガジンハウス刊)を
読みました。
昭和12年(1937年)に発行された吉野源三郎さんの小説をマンガ化されたモノで、
発行部数200万部を突破した2018年のベストセラーです。
テレビで話題になっていたので一度読んでみたいと思ってたのですが、
税込1,404円という価格に尻込みしてしまい、いつものごとく図書館で借り . . . 本文を読む
井上雄彦さんのマンガ『リアル』(集英社 刊)
『SLAM DUNK』(集英社 刊)や
『バガボンド』(講談社 刊)を読んで
すっかり井上雄彦さんの世界にハマってしまったのですが、
『リアル』は車いすバスケットボールを題材にした
身障者スポーツというジャンルが、どうも重たいイメージがあり、
(『24時間テレビ』のドラマなんかの影響だと思いますが)
なかなか手が出せずにいました。
あると . . . 本文を読む
1988年から91年にかけて『ビッグコミックスピリッツ』に
連載してた『ツルモク独身寮』(窪之内英策 著 全11巻 小学館刊)
家具メーカーの「ツルモク」の独身寮を舞台にした恋愛コメディーです。
自分と年代が近いコトもあり、
当時のファッションや空気感など、とても身近に思える作品です。
主人公は高知から上京してきた宮川正太
純粋で優しい好青年。夢はインテリアデザイナー。
姫野み . . . 本文を読む
2009年から2017年まで
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載していた
『アイアムアヒーロー』(花沢健吾 著 全22巻)
映画化されたりしていたので
名前ぐらいは知っていたのですが、読んだことはありません。
ゴールデンウィークに某古本屋さんで半額セールをやっていて
初めて全巻セットというのを買ってみました。
(映画化もされてるコトですし、面白いに違いないと思って)
売れない漫 . . . 本文を読む
『1・2の三四郎』や
『What's Michael?』、
『柔道部物語』
などのヒット作で知られる小林まこと。
現在もイブニング誌にて『JJM女子柔道物語』を執筆中。
小学校高学年で『1・2の三四郎』にハマって以来、大好きな作家さんです。
『週刊少年マガジン』の創刊50周年の記念企画として描かれた
自伝的マンガ『青春少年マガジン 1978~1983』(2008年 講談社刊 . . . 本文を読む
小学生のころ、初めて読んだ少年誌が
『キャプテン』(ちばあきお 著)の連載していた
『月刊少年ジャンプ』(集英社)でした。
(それまでは『テレビランド』や『冒険王』なんかを読んでいました。)
月刊ジャンプで一番のお気に入りだったのが
昭和51年(1976年)から平成元年(1989年)まで
連載していた
『白い戦士ヤマト』(高橋よしひろ 著 集英社 刊)です。
「闘犬」というあまり馴染みの . . . 本文を読む
浦沢直樹さんの大ヒットマンガ
『本格科学冒険漫画 20世紀少年』(全22集 小学館 刊)と
その完結編の
『本格科学冒険漫画 21世紀少年』(上・下巻 小学館 刊)
スピリッツでの連載当時、複雑な内容についていけず、
「ともだち」の正体が気になりつつも、挫折してしまい、
完結してからコミックスで一気読みしました。
マンガ(娯楽と言う意味で)の範疇を超える大作で、
『小学館漫画 . . . 本文を読む
1999年から2008年に掛けて『月刊少年マガジン』(講談社)で連載された
『BECK』(ハロルド作石 著 全34巻)
『ゴリラーマン』でおなじみのハロルド作石先生による
ロックバンド「BECK」の活躍を描いたマンガです。
主人公はコユキこと田中幸雄。
登場人物の中では至って普通のヒトですが、
歌を歌えばスーザン・ボイルのごとく
聴くヒトを魅了します。
ギタリストの竜介。
. . . 本文を読む
横山光輝さんの名作『三国志』(潮出版社刊)
1971年から87年まで潮出版社の
『希望の友』『少年ワールド』『コミックトム』という
雑誌に連載されていたそうですが、どれも見た覚えがありません。
吉川英治さんの『三国志』を基調に独自の解釈を織り交ぜて描かれたモノで
希望コミックス全60巻にも及ぶ壮大な作品です。
かなり前から本屋さんで見掛けるたびに気になっていたのですが、
巻数の多さから、な . . . 本文を読む
最近、新しいマンガにはあんまり手を出していないのですが、
ヤングマガジン(講談社)で連載している
『マイホームヒーロー』(山川直輝原作/朝基まさし作画)にハマってます。
鳥栖哲雄は、一人娘・零花を愛するしがない会社員。
ある日、彼は零花の顔に殴られた痕を見つける。
誰にやられたのかと問い詰めても、零花ははぐらかすばかり。
その帰り道、哲雄は犯人らしき男を見つけ、後を付けていく。 . . . 本文を読む
『ビッグコミック』(小学館)に昭和43年(1968年)から連載している
『ゴルゴ13』(さいとう・たかを 著)
プロの殺し屋(スナイパー)のゴルゴ13ことデューク東郷の活躍を描く本作は
リイド社から発売されるコミックは185巻を数え、
来年には連載50年を迎える超大作。
分業体制や脚本部門を置いた
「さいとう・プロダクション」として製作されており、
コミックを発売するリイド社は
さいとう・ . . . 本文を読む
ある日コンビニの雑誌売り場をうろついてた時に
目に入った『グランドジャンプ』(集英社)の表紙には
谷口タカオが描かれ、傍らには『プレイボール2』のタイトルが!
思わず手に取ってみるとそこには、
子供の頃から、何度も繰り返し読んだ「ちばあきおワールド」が。
週刊少年ジャンプで連載していた『プレイボール』が終了してから38年。
決して読むコトの叶わなかった続きが読める日が来るなんて・・・ . . . 本文を読む
野球マンガの第一人者にして今もなお精力的に活動されている
水島新司さんの代表作のひとつ『ドカベン』(週刊少年チャンピオン連載 秋田書店刊)
初めてその存在を知ったのは、昭和51年(1976年)に始まったアニメでした。
アニメが始まるやいなや、友だちの話題は『ドカベン』一色に。
そんなとき父がドカベンの1巻から10巻までまとめて買ってきました。
(文字通りの大人買いです。)
その面白さにどっ . . . 本文を読む
吉川英治さんの小説『宮本武蔵』を原作に
『SLAM DUNK』の井上雄彦さんが描いたマンガ『バガボンド』
(モーニング連載 講談社 37巻まで刊行)
吉川英治原作となっていますが、
登場人物、大まかなストーリーこそ原作に沿っていますが、
内容はほぼオリジナルとなっています。
宮本武蔵の成長を中心に
佐々木小次郎編を交えて進んでいきます。
98年に連載が開始され、休載や月1連載な . . . 本文を読む
2006年より別冊マーガレット(集英社)に連載している
『君に届け』(椎名軽穂 著 現在28巻まで刊行)
何年か前、親戚の家に行ったときに、置いてあった単行本を手にしたのですが、
あまりの面白さに置いてあったの全部読んでしまいました。
特に爽子が千鶴・あやねと誤解から仲違いして、仲直りするくだりでは
親戚の家にも関わらず、危うく嗚咽を漏らすところでした。
北海道を舞台に、ゆっくりと物語が . . . 本文を読む