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『大きな玉ねぎの下で』 爆風スランプ

2019年07月10日 | 音楽

爆風スランプの歌をもう一曲。

爆風スランプで一番好きな楽曲が『大きな玉ねぎの下で』です。
1985年に発売した2ndアルバム『しあわせ』に


収録されているバラードで、
この年、初の武道館公演が決まった爆風スランプは、
満員にならなかったらどうしようと、空席があるのには理由があると
つくったのが『大きな玉ねぎの下で』です。

当時は武道館でライブをするのが、全国のバンドの目標であり、
武道館を満杯にするのが、一番のステイタスでした。


特に爆風スランプは武道館公演をPRするために
『嗚呼!武道館』という12インチシングルを発売するほど
(「1985年12月13日金曜日」を連呼する画期的な歌です)

武道館に対して特別な思い入れがあるバンドでした。


文通をしている相手をライブに誘ったものの、彼女は現れず
涙を浮かべて玉ねぎを見上げるって内容です。
ちなみに「玉ねぎ」とは武道館の屋根の上に乗ってるアレです。

「玉ねぎ」の一言で珠玉のバラードが爆風スランプに染まるのが見事です。

セカンドアルバムを聴いて切ない歌詞と心に染みる歌声に
すぐに好きになりました。
「アナウンスの声に弾かれて 興奮が波のように~♪」とか
ライブが始まる前の期待感を含んだ熱さが伝わってきます。


ただこの歌、主人公の少年が可哀想でなりません。
空席の言い訳のための歌と知ればなおさらです。
切ない終わり方だからこそ、名曲になり得たのでしょうけど
当時のボクはそんなコトはつゆ知らず、
なんとかしてハッピーエンドにできないモノかと考え、
自分で歌詞をつくって歌ったりしてました。

  ♪九段下の駅へ向かう人波を
  息せき切らし逆らって走る
  少女は手に僕の写真握りしめ
  ふたりの出逢い照らす玉ねぎ♪

あらためて書いてみるとこっ恥ずかしいんですが。


1989年にリメイク版の『大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い』が
シングルで発売され、コスモ石油のCMソングにも。


ひょっとしてハッピーエンドになってないかと期待して聴いたのですが、
歌詞はそのままでした。


ところが最近知ったのですが、1999年にYURIMARIという女性デュオが
初恋~はるかなる想い』という曲をリリース。


なんとこれは『大きな玉ねぎの下で~はるかなる想い』のアンサーソングとのコト。
気になる作詞はサンプラザ中野さん。

ハッピーエンドではありませんが、来れなかった理由が知れてよかったです。

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