打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

2016年の大河ドラマについて

2014-05-07 18:42:52 | Weblog
本当かどうかはわからないけど……2016年の大河ドラマは三谷幸喜脚本になるらしいです、ぞ。しかも内容は戦国時代になるそーな。ホントかな?

もし本当だったらとても嬉しい。「新選組!」は大河ドラマと呼ぶには少し語弊があったかもしれないけど、青春群像劇としては最高級の出来だったと思うね。視聴率は振るわなかったかもしれないけど、NHKはそういうの求めなくても許される場じゃない?

「新選組!」でも「清州会議」でもそうだけど三谷幸喜は敗者の美学が好きな人なんだろうな。わかるよ。花ト散るらん的な美しさがたまらんですよね。

戦国時代が舞台となって敗者の美学というと、やはり真田かな。真田幸村が中心となって父・昌幸、祖父・幸隆、兄・信之。さらには十勇士なんかも登場させてくれると嬉しい。非常にキャラの立った人物像になることだろう。

真田信之役には堺雅人さんがいいなあ。幸村よりも信之ってイメージがある。

夢が広がりすぎる……。ただあくまでスポーツ紙の記事らしいから飛ばしの可能性がなきにしもあらず!! もしそーだったら恨むけんね。

続報、待つ!!

「アオイホノオ」ドラマ化

2014-05-06 20:42:08 | Weblog
島本和彦の「アオイホノオ」がドラマ化されるんだってさ!!

ホント、現代は何が実写化されるかわかったもんじゃないですね。でも考えてみれば本作はドラマ化はしやすいタイプの作品だと思います。現代劇(少し時間はずれるけど)だし、突飛な展開(アニメはいっぱい出てくるけど、アニメチックな世界観ではない)も起こらないだろうし。

監督は映画「逆境ナイン」の脚本家だから、島本ワールドをきっちりと守ってくれたら嬉しいかな。

……ところで「逆境ナイン」なんですが、主人公・不屈闘志のいる全力学園は北海道なのに映画ではなぜかしら三重県になっていました。これってどうして変更になったんだろう。映画公開直前に雑誌掲載された「新吼えろペン」の第一話では炎尾燃が赤福食べて「餅は餅屋か!」と言っていたね。

不屈が映画版では右利きだったけど、それは役者の関係か。利き手じゃない方で投げるのって難しいもんな。

さーて7月からの放送が楽しみだ。果たして大御所に対する評価は原作と同じ貫き方をするのか!? 

ムフッ!!!!!!!

「軍師官兵衛」十八話感想

2014-05-05 12:06:43 | Weblog
うーん、面白い。福岡県民である身内贔屓を外しても「軍師官兵衛」は面白い大河ドラマになっていると思いますよ。

ここまで荒木村重がクローズアップされたドラマがあるだろうか!?(反語)

さて、今回の注目人物は荒木村重の家臣「中川清秀」です。「へうげもの」では古田左介の義理の兄であり、猛将と謳われていましたね。

「軍師官兵衛」の中川清秀は、かなりダークな人物として描かれています。猛将っぽい顔立ちをしているから忘れがちですが、中川清秀。自分の責任をごまかすために荒木村重に謀反を焚き付けています。

本願寺勢に兵糧を横流ししていたのは中川の家臣でした。荒木はすぐさま信長に仔細を説明しようとしますが、中川は無駄です、と止めます。この時の中川の心境としては

「いや、もしその弁明が通ったら儂の責任になるんじゃね? というか殿(荒木)、儂を信長に引き渡すつもり満々じゃね?」

失火をごまかすために山火事にする心境というか、下着ドロをごまかすために家に火を付けるというか、とにかく事態を大ごとにしようとしています。その中川の企みに荒木はまんまと乗ってしまうわけですね。

「まさかこんなにあっさりと殿が謀反を起こしてしまうとは……さて、ここからが我が神算鬼謀の見せ所よ……」

ここからはネタバレになりますが、この中川清秀。織田軍が攻め寄せてくると、高山右近と一緒にあっさりと織田に寝返ってしまいます。中川清秀は自分の責任を全て主君に押し付けました。これは荒木村重してやられたり。

今回の「軍師官兵衛」はどちらかといえば「軍師瀬兵衛」(瀬兵衛は中川清秀の通称)といった方が正しかったかも。

キレルセカイ

2014-05-04 01:57:05 | Weblog
連休二日目に入り、早くも暇を持て余してしまった。「暴れん坊力士!松太郎」までの時間をどうやって潰そう。現在、午前2時になろうとしているけど変な時間に昼寝をしてしまったので、まったくもって眠たくなし!!

というわけで、打ち切り漫画について考えることにした。ほら、私は漫画が好きだからね。

打ち切り漫画というと、作者が構想していたエンディングに行き着く前に編集部から連載を終了させろと言われ、納得は出来ない終わり方をした漫画のことだ……と私は考えている。そういった漫画のラストページってよくあるのが「主人公のどアップ」や「メインキャラが見開き一杯にうつっている」や「いくぞ、おー!」的なものである。

たまにラスボスっぽいキャラに主人公が飛びかかって終わるケースもある(←「ギャグマンガ日和」でネタにされてからギャグにされやすいけどね)。勝敗は読者である貴方が決めてね!ということで。

いつも思うけど、百の打ち切り漫画あれば百の世界があるんだよな。そこには主人公やヒロイン、ライバル以外にも色々な人物がいたりして、人物だけじゃなく動物もいるわけである。作品が打ち切らえるということは、その世界の時間もピタっと止まってしまうことになる。これは作者が連載を終える前に亡くなってしまうケースも同じとする。

だから私はどう考えても打ち切りっぽい終わり方をした漫画を見つけてしまうと「嗚呼、この世界も止まってしまうのか」と考えてしまう。作者の頭の中ではその世界は続いているんだろうけど、それは表に出されなければ止まったも同じ。

私の好きな漫画「蒼天航路」にこんな言葉がある。

「すでにおらぬ者の言葉がほしいなら その人間をまるごと自分の中にぶちこみ 数多くの自問をすることだ 答えは無理に出す必要はない」

私はこの言葉がすごく好きだ。この言葉を見習ってこう考える。

「すでにおらぬ作品の続きがほしいなら その作品をまるごと自分の中にぶちこみ 数多くの思考をすることだ 答えは無理に出す必要はない」

その作品のコミックスなどを幾度も読み返して、自分だったらどう展開するかを考え続ける。それは作者の意向とはまったく違うかもしれないし、案外添ったものかもしれない。それはわからないけど、私の中ではこの作品の世界はそう続いている……と考えるようにしている。

そういった思考を剥き出しにして形にしたものが二次創作なのだろう。時間が止まった世界よりも、多少形が歪でも動いている世界の方がどれだけ良いものかわからない。

一休さんのメモリー

2014-05-03 20:31:56 | Weblog
中国で日本アニメ「一休さん」の映画が作られたそーです。

……なんで今さら? 一休さんって三十年くらい前に放映していたアニメですよね。なぜに今、新作を作ったんだろう。中国では一休さんが大人気なのかな?

そういえば日本で大人気の三国志は、中国ではそれほど人気のある時代じゃないんだとか。中国の人はきっと日本の三国志人気を不思議に思っているんでしょうが、それと全く同じ気持ちを味わっとります。

一休さんはスカパーでよく放映していたから、結構覚えてるんですよね。

アニメ「一休さん」といえば思い出すのが正月の話。いくさで家を失って橋の下に住んでいた人たちが侍に追い払われて、安国寺に避難をしてきます。一休さんは彼らのために頓智を使って、桔梗屋さんや裕福な商人からたくさんのおにぎりをもらいます。しかし安国寺に避難していた人たちは、新しいいくさのために侍に雇われて行ってしまうのです。

一休さんはいくさを起こす侍、その侍たちが起こすいくさのために酷い目にあったのに従う人々。さらにはそんな人たちを救うこともできない無力な自分を呪うのです。ラストは髑髏を錫杖に乗せた一休さんが「御用心、御用心」と言いながら新年の京の町を練り歩く所で終わります。京の人々から「縁起でもない」と石を投げつけられる一休さんが印象的でしたね。

あとは哲斉さん絡みの話かな。一休さんの兄弟子の哲斉さんは武家出身でした。哲斉さんが一休さんの静止も聞かずに侍に付いて行ってしまうのです。不二子ちゃん声のナレーションの「人にはそれぞれ道があります。一休さんと哲斉さんの道は違ったのです」的なことを語っていたのが、妙に良かったです。

つまり私は「一休さんが子供だから理解できなかったり、為す術もなく苦しむ話」が好きなんですな。