打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

おさかな大層

2009-08-18 19:26:04 | Weblog
どっかの海でキャンプに来ていた男女たちが勝手にアワビやウニを海から獲って食べて捕まったとか。

これね、多分この男女たちは漁業権を知らなかったんじゃないかと思うのですよ。まさか日本人の自分が日本の海で魚介類を取って罪になるとは……という感じで。

法に照らし合わしても理屈で考えても、彼らのやったことは密漁になるというのもわかります。

漁業権という権利が法律で認められているし、好き勝手に海産物をとっていいのなら、根こそぎ持っていく連中が出てくるという理屈も容易に思いつきます。

だけど、心情的になっとくできない部分が私の心の内にあることも確かです。

ぶっちゃけて聞くと「どこまでやっていいの?」って所ですかねえ。埠頭に腰かけて釣り竿を垂らすのもダメなのかな?

なんとなく憧れていたんですよ。定年を迎えたら沖縄辺りに移住してお腹が空いたら海に潜ってモリで魚を獲ってきて食べるみたいな生活……あれもダメですか?

「ドラえもん」の水よけロープ(?)の話で、ドラえもんとのび太が海底でサザエを採ってつぼやきにして食べていたけど、あれも御法度なのかしらん。

この問題で私が心から納得できない理由に、子供のころ教わった「海はみんなのもの 地球はみんなのもの」という定義があるからじゃないかと思うのです。

地球は大陸や島がいくつもあってそこを海が隔てている上に国籍というものがありますから、みんなのものと言っても隔たりがあるからそこの国の人たちがそれぞれ土地の所有権を訴えても納得できます。

おまけに日本では至るところに不動産屋がありますからね。そういう所から土地はそれぞれ持ち主がいると子供心に理解していました。だからその土地で作られた農作物を買ってにとって食べるのは犯罪というのもすんなり頭に飲み込めるのです。

しかし、海はみんなのものだけどそこに住むお魚さんや貝さんは漁業組合のものなのよと言われても、なんでみんなの海なのに魚をとっていい人といけない人がいるの? と子供の頃の私なら聞くでしょう。海って基本的に隔たりがないじゃないですか。海は世界に繋がっていると小学校で習ったし。

200海里水域とか社会で習ったけど「ほかの国の人に海産物を取られないようにしてるわけで、僕らが自分たちの海域でとっても大丈夫なのね」くらいの気持ちでいたからでしょうな。

おまけに魚や貝類は人間が地球に現れるよりも前に存在していましたからね。前々からある自然のモノに対して後からきた人間が「これは自分たちの所有物だから」と主張しても周囲は納得しづらいと思うのです。漁業権について初めて知った時の私がそんな感じだったし。

養殖場で獲るのは論外だけど、海水浴場の浜辺とか浅瀬とかなら多少は……ねえ、という気持ちです。漁師さんにとってみれば手間がかかってるし死活問題なのはわかりますけどね、はい。

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