千年前から羨望、千年後の嫉妬

トーストにバターを塗っていて、ふと考える。

今から千年前の日本人はパンを焼いたものに、バターを塗って食べるなんて事、考えたことがあるだろうか。

おそらくないだろう。

ひょっとしたら未来の食生活なんて考えた事のある人もいるかもしれないけど、ここまで当時と変わってしまうと予想もへったくれもないだろうなあ。

千年前と言えば平安時代、西洋の食文化についての知識なんて全くなかっただろうし、西洋だって今みたいに日本食が流行しているなんて思いもしてないだろう。

ただ、当時の庶民が今の私たちの食生活を知れば羨ましがるでしょう。飽食の時代、食べものが余るなんて当時の人たちには考えられないはずです。

つまり、私たち現在の人間たちは千年後の人たちの食生活を予想することは難しいのですよ。多分、現在の私たちの常識の枠組みからは外れた食生活を送っていると予想します。

やはり私たちの食生活よりさらに改善されているのでしょう。嗚呼、うらやましい。千年後の人たちが羨ましい。