打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

平凡な日常にちょっとだけ垂らされたスパイス

2012-09-27 01:20:04 | Weblog
今日は用事があったので、実家へと寄りました。実家のマンションにある1階のエレベーターの扉が開いたので中に入れば、小学校2~3年生くらいの男の子を背負った女の人が、私の後にエレベーターに飛び込んできたのです。エレベーターはゆっくりと上に参ります。

「いい、おろして」
背負われていた男の子が恥ずかしげに呟きます。
「あんたがおぶってって言ったじゃないの」
女の人がちょっと怒った口調で、男の子をおろします。どうやら女の人は男の子の母親のようです。頬を赤らめた男の子はちらりと私の顔を見てから、すぐにエレベーターの階数表示部分を見上げます。
わかるわかる。知らない人の前で、母親におぶさるのって、ちょっと恥ずかしいよね。
まだ母親に甘えたい盛りの男の子の、ちょっとした心の機微にほほえましい物を感じて、私は微笑みました。

すると事態は急変。男の子が両手で口を抑えながら、うずくまったのです。すわ、嘔吐!?
「あああ。ちょっと待って! すみません。この子、体調が良くないんですっ!」
お母さん、慌ててポケットからコンビニ袋を出して男の子の口を覆います。閉じられたエレベーターに響く「オロオロオロ」の声。
うわあああああああ。いや、私は何も言わなかったよ。でも心の中で悲鳴を上げたのは本当さ。
母親に背負われていたのも、顔がほんのりと赤かったのも、体調が悪かったんだね。オロオロオロオロ……。
たっぷり出したね。コンビニ袋がタプンタプンになったと同時にエレベーターの扉が開く。二人が降りる階に到着したのです。お母さんは私に何度も頭を下げながら、エレベーターを降りていきました。

う~ん。すっぱい臭いがエレベーターに充満してるぅ~。
私は降りるまで、あの独特のにほいに包まれていました。しかし男の子がうずくまった時は戦慄したなあ。
平凡な日常に突如訪れたハプニング。たまんねぇっす!

コメントを投稿