「しょうもない」話

アニソン作曲家がツイッターでなんやかんやあって、参加していたゲームの曲を差し替えられた件について。

この人のツイッター語録をまとめたサイトを見ていくと、人間性がどうでもいいくらい才能があるなら良くて、その逆なら需要はないって呟いているんですよ。人間性と才能は別物だと。言ってることは間違っていないと思います。いかに人柄が良くても創りだす作品の質に問題があれば需要はないでしょうよ。

だけど不思議なのはどうしてそれを知っているのに、どれっだけ才能があっても、人間性の問題で需要がなくなる可能性があることに気づかなかったんだろう。それが不思議でならない。もしかしてどれだけ嫌われても才能があるから仕事が来るなんて思っていたのでしょうか。だったらそれは大いなる勘違いと思いますがね。逆もまた真なりなんですよ。

ツイッターまとめを読んでいると、どうも「美味しんぼ」が好きなご様子。まさか海原雄山に憧れているのかしら。初期雄山の「芸術の魔性」が自分にも備わっていると思ってしまったのかもしれませんね。もしこの人が音楽界における海原雄山クラスの存在だったら、今回の筆禍事件も全然許されただろうに。雄山クラスでなかったばっかりに……。残念だったですね。

まあ私だったら、見ず知らずの他人を見下して自分を持ち上げるような人とは一緒に仕事をしたくないですけどね。この人が何歳かしらんけど、あんまり人に揉まれていないんじゃないのかな。社会経験が足りないタイプというか。ま、アーティストなんて多かれ少なかれそういう世間知らずな所があるからな。

謙虚さと愛嬌とほんの少しの要領の良さで、人生は随分と幸せになるのにね。