打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

灰皿テキーラ

2012-06-30 00:01:36 | Weblog
橋下市長と文楽協会とのわだかまりについて。

私は文楽というのを一度も生で観たことがないので、文楽に税金を使ってまで支援する価値があるかどうかについては何も言えません。江戸時代から続いている伝統的価値はそれなりにあるだろうとは思っていますけどね。

ただ、文楽は歌舞伎などに比べて、人を惹きつけるようなことをこれまでやってきたんでしょうかね。歌舞伎はスーパー歌舞伎なんて新しい手法を取り入れてみたり、狂言は狂言師がプロレスに参加してみたり(これはどうかと思うけど)、人々に飽きられないために何かしらの努力をしてきたと思うのです。

文楽も三谷幸喜が台本を書いたりしていますが、文楽協会が率先して動いた話は聞いたことがありません。変わらない事に価値があるという意見も正しいとは思うのですが、流れの滞った川は腐るとも言います。新しい風を吹きこまないと、少なくとも進歩はないと思うのです。

まあ、私は伝統芸能や人間国宝に関しては、いささか不信感は持っているんですけどね。理由は歌舞伎のアイツのせいだけど。嘘か真か真実はわからないですよ。でも「俺は人間国宝だ。国から2億円もらえる」なんて酔っぱらいに言われたら、誰だってイラっと来ると思うのです。お前はたまたまあの家に生まれただけだろうに、と。歌舞伎の世界って、どんなに優れた芸を持っていても、あの一族より上には行けないんですよね。ねえ成田屋さん?

あれ、話がずれたな。いいや、ずれたついでだ。モーツァルトみたいな優れた音楽家でもパトロンにはペコペコと頭を下げていましたもんね。面会拒否はありえないでしょう。モーツァルトと文楽と一緒にするなという人もいるかもしれませんが、お金に頭を下げるのではなく、文楽という伝統文化を護るために、芸のために頭を下げると考えれば、ここまで話がこじれなかったんじゃないかな。新参者の市長に屈したくない気持ちはわかるけど、税金が渡る以上は考えなければならない部分だと思いますよ。

私が文楽協会の立場で市から「予算を減らすよ」なんて言われたら手土産でも持ってすぐに駆けつけますけどね。そういうのって下衆なことなのかしら?