打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

もったりとしてコクがなく

2007-04-04 09:56:00 | Weblog
カニカマにはマヨネーズに少し醤油を加えたものがベストだと思う。

昨夜もそんな風にして夕餉を楽しもうとしたのだが、マヨネーズが切れているのをすっかりと忘れていたのだ。醤油だけでは味気ない。あのマヨネーズ独特のこってりとしたコクのある味がカニカマのさっぱりした食感にはピッタリなのだ。

と、冷蔵庫の奥を覗いたらですね。あったんですよ、マヨネーズが。小さなチューブが出口の方を下にしてチョコンと。

いやあ、買っていたのをすっかりと忘れていたんだな、と使用した形跡のあるマヨネーズを手に取る。

何かおかしい。

逆さにしていたからだろうか、出口の細い部分が半透明になっている。そしてちょっと色が白すぎる。マヨネーズというものは大体、少し黄色いものだ。

どれ、いつのマヨネーズなのかな?賞味期限切れてないかな、まぁ、マヨネーズは腐らないって美味しんぼで言っていたから少しくらい賞味期限が切れていても大丈夫だろう、と蓋に記載されてある賞味期限を見てみたら。





2003 08 31 


……3年と8ヶ月ほど前に、賞味期限は切れていた。

すげぇ!大学に入る前に買った奴だ!!!!

すごいお宝を発見しちゃったよ。小さなタイムカプセルだよ、過去からの贈り物だよ。ちなみに先ほどコンビニで買ってきたマヨネーズは今年の12月が賞味期限。つまり購入したのは2003年の1月辺りと推測される。4年以上も冷蔵庫で眠っていたということになる。


前のブログで昔の自分が金銭を残していた事を書いたが、あの時と違ってこのサプライズプレゼントは全く持って嬉しくない。というか、むしろうざったくてしかたない。っちゅうか普通に生ゴミですな。

ええーい、捨ててやれと思ったのですが……賞味期限が3年8ヶ月も過ぎたマヨネーズの味はどんなものなのかと好奇心が湧いてきた。


ちょっとだけ……ちょっとだけならお腹も壊さないだろうに……

カニカマの入っていたケースの隅っこにウニュル……と不必要に白くなったマヨネーズを出してみる。うーむ、賞味期限切れとわかっているからだろうか、どことなく出した時の感覚がおかしい。水分がやや抜けているらしく、出すときにほんの少しだけ普段より抵抗が感じられた。

……さて、どうしたものか。

いざ、目の前にその白すぎるマヨネーズがあると、腕組みをしてしまう。本当にこれを口に入れて良いものか。逆に考えれば4年も熟成されたマヨネーズだ。滅多に食べれるものではなかろう。

カニカマを摘んでおそるおそるマヨネーズに触れさせる。つけるというよりは触れるといった方が正しい。それくらい少量だった。

醤油はまだつけていない。醤油はマヨネーズの味に勝るのでマヨネーズ本来の味がわからなくなるおそれがあるからだ。どうせ食べるのならしっかりとその味を知りたい。

カニカマにほんの少しだけついたマヨネーズ。これじゃいくらなんでも味がわからんだろうと思い直して、思い切って普段どおりの量をつけてみる。細いカニカマの上半分を白すぎるマヨが覆った。

そして一口!マヨをつけてから口に運ぶまでにもはや躊躇はなかった。


…………!!!!!


こんなにテンションの下がるカニカマを食べたのは生まれて初めてでした。

まず酸味がない。すっぱくないんですよ。続いて口の中に広がるプラスチックかビニールかの味。そう、チューブの材質の匂いだ。それが見事にマヨネーズに移ってどうしようもない風味を醸し出している。あと水分が多少抜けてさらにぽってりとした弾力のある奇妙な食感。これはね。もう食べ物じゃないぞ!!!卵の風味もコクも全然ナシ。不味いと言ってやる価値の無い代物だ。


なくなくカニカマに醤油だけをかけて食べました。これはこれでさっぱりとして美味しかったです。マヨネーズはゴミ袋に叩き込んでやりました。最悪の夕餉でした。


……でもブログのネタになってちょっとラッキーだったなという自分がいたのも否定はできないのよね。