打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

我は落語者なり

2005-10-28 23:00:48 | Weblog
 小学四年になればクラブ活動をしなくてはいけなくなる。

 当時、ジャンプでスラムダンクが大ブームを起こしており、私のいた小学校でもご多分に漏れずバスケットクラブに入りたがる子が多かった。

 私もそんな一人だった。当時は身長が高い方だったので(今は標準より少し下になる。小さい頃伸びたら中学・高校になって伸びなくなるものなのだ(泣))活躍ができるだろうと思っていたのだが、小学校のクラブ活動はクラブ枠が六年生から埋まっていくシステム(六年生は来年いないから優先される)なので当然四年生は後回しにされる。バスケクラブに入れなかった私は人数に空きのあるクラブへと強制的に入れさせられる羽目になった。

 そして落語クラブへと入る事に。

 最初は入りたいクラブに入れずに不貞腐れていた私だが、落語もなかなかに面白い。伝統文化が持つわびさびは今でもよくはわからないが、話芸というものは精錬されれば是ほどに人を楽しませる事ができるのか!と。(ちなみに初めて落語ってすごいなーっと思ったのは桂三枝の現代落語)

 そして何がすごいって、話す内容は同じなのに語り手によって面白さが全然違うということだ。下手くそな人が話せば途端に野暮ったくて鈍重な内容になってしまうが、上手い人が話せばその情景が目に浮かび「粋」という言葉が心に浮かぶ。

 上手い人と下手くそな人の違いは口で説明するのは難しい。上手いから上手い。下手だから下手。感情の篭った話し方が必ずしもいいわけではなく、平坦な喋り方が必ずしも悪いわけではない。強いて言えば、適切な話し方を感覚的にわかる人が「上手い人」なのではないかと思う。

 話の上手い人ってのはどういう人なんでしょうね。教えてくださいよ、みなさん。