名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

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偶然にも聖武天皇

2010年05月31日 | いにしえから学ぶ

Img_1480  昨日の運送の着地は三重県白山町のお寺でした。境内に碑があったのでみてみると、「聖武天皇の関宮跡」とありました。

 奈良の時代です。藤原広嗣の乱が九州で起きました。その乱を恐れ天皇は、四百余名の兵士、側近を従えて伊勢へ行幸しました。名張、青山を経てこの地白山の河口の頓宮(仮の宮)に至る。ここで十日間いたと続日本書紀に記されているそうです。

 藤原広嗣は捕らえられて、この乱は終わったのにもかかわらず天皇の流浪の旅が続く。とても奇妙な行動ですね。その後みやこの遷都が続く。数年で首都をかえるわけです。また全国に国分寺の建立を命ずる。なにかを恐れて、神仏の加護を求めたんでしょうか?謎です。

 そんな謎の出発点の河口の関宮でした。偶然にもそこへの運送があり、一挙に年表の一行が身近になりました。

 写真は、聖武天皇行幸の一員であった「大伴家持」がこの地河口の野辺で妹(いもー妻)恋しさに読んだ歌の碑です。万葉集に納められているそうです。アザミの花がきれいでした。

 


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