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 名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

名古屋市名東区の赤帽運送はタケフジへご用命下さい
052-772-5880

とどのつまり・・・諦念

2019年12月28日 | 朝な夕なのこと
 あれこれありの一年も、とどのつまりとなりました。
27日が定期運送の最終で、これを以てタケフジの一年がとりあえず終わりました。
この時期、タケフジの一年としてブログするんですが、本年は面倒なので止め。荒っぽいマトメです。

 売り上げは1割チョイの「減」。仕事が減ってるわけではない、できなくなったというか・・・歳相応に・・・ということになったわけです。それから、娘の介助を、カミさん一人ではできなくなったので、仕事の時間を削らざるをえなくなったということです。

 でも「減」により良いこともあり。
売り上げの呪縛から解放されたということか。ある種の諦念(ていねん)を受け入れたという気持ちの変化・・・柔軟になったかな・・・という思いがあります。
諦念は、ギブアップという意と、道理をさとるという意味もあるそうだ。後者であればいいなとおもってるんですが・・・それは自分の生き方次第。




親の愛

2019年12月26日 | 障がいのある人
 年配の人からの依頼でした。衣類を運んでほしいと。寒くなったから早いほうがいいと。タケフジは本日ヒマにて、即走りますよと・・・依頼者喜ぶ。早速引き取りに行く。わたしより5~6歳年上でしょうか。
「グループホームまで運んでください」と。よくある仕事です。きっと妻がホームに入っており、寒くなったから衣料を運搬するんだろうかと・・・・ところが配達先は、障害者のグループホームでした。それも知的障害者の家でした。一軒家を改造した5人住まいの住宅でした。NPOの運営するホームでした。
世話人さんが、「○○さん荷物が届きましたよ」と声をかけると、食堂にいた一人の女性がニコニコして手を振りました。私の娘より少し若い子でした。
自分の娘も同様の障害があり、グループホームにいずれ入所します。
積み地のあの父は、私でもあります。いろんなことがあり、GHにはいり、寒くなり娘を気遣い、衣類を送ったのでしょう。人の思いやりはいとおしい。

静岡引っ越し・・2回戦

2019年12月24日 | 私のなりわい・運送のこと
 未明5時に名古屋ICに入る。静岡市で8時半から積み込み、名古屋までの引っ越しの2台口です。カサもの優先に積、あとは乗るだけ・・・という注文です。
この「ツメルダケ」がくせ者なんです。案の定、かさものはいけましたが、そのあとがどっさり。しかし「ツメルダケ」ですから残っても気が楽です。
名古屋まで戻り下ろし終えたのが13時半頃。その作業中に顧客より「もう一度一台で静岡の荷を持ち帰ってもらえないか」との打診。
乗りかかった舟です、降りて帰るわけにもいかず引き受けた次第です。
すっ飛び静岡まで。途中遅い昼飯。極めて順調に積み込み、走行も渋滞等なし。下ろし終えたのが夜9時でした。

元赤帽さんに会う・・・

2019年12月17日 | 朝な夕なのこと
 東別院の報恩講に行く。そこで思わぬ人に会いました。元赤帽のTさんでした。
現役時代には仕事のやり取りもし、彼が病にて手術の際には、顧客の面倒も見た仲でした。
赤帽をやめてもしばらくは自社仕事のみを営んでましたが、今はすっかり引退の身です。現役のころから病・手術の重なった方ですが、上手に病と付き合っています。趣味として、ある武術に入れ込んでものにした人です。羨ましいかぎりです。
近じか九州に旅行に・・・とも。
もすこし話たかったんですが、参加したい報恩講の講演がありましたのでお別れしました。
近くの大須で一杯やるんだそうだ。隠退者の特権ですね。後ろ姿を見送る。
こんなハナシに接すると自分も・・・という気持ちがしきりに起こる今日この頃であります。

長距離アレコレ

2019年12月13日 | 私のなりわい・運送のこと
 午後2時前より東京・渋谷へ走る。途上で荷渡しは午後10時と連絡あり。十分すぎる時間があるのでトロトロ走り。沼津あたりで「赤富士」を見る。夕日が富士山に映えて見事。御殿場あたりでは、満月が東の山の端から上がる。
ノンストップで海老名SAまで。ゆっくり食事して、ボンヤリ時間をツブス。
用賀からは、下走り。それでも到着8時半。ガソリンを入れる。ℓあたり18kを超える好成績でした。そのあとまたボンヤリ。
渋谷は人でゴチャゴチャ。先日東京直下地震のドキュメントを見てたのでそのシーンが浮かぶ。ここ30年で70%の確率といってました。なんだか怖くなる。早く下ろして帰りたい・・・と急に思いました。
 10時に終了し、即帰る。深夜走りは眠いです。若いころはあの狭いキャビンの中でも仮眠できたが、今はほとんど眠られません。こまったもんです。もっとも長距離はあまりしませんが・・・


顕彰すべきは・・・

2019年12月07日 | 世間のこと
 アフガニスタンで中村哲氏射殺される。

「小医は病を治し,中医はヒトを治し、大医は社会を治す」ということばを最近知つた。中村氏は一医師(小医)として彼国にわたり医療活動を懸命に続けた。しかしアフガニスタンの戦乱・貧困が癒えないかぎり病は治らぬと気づき、そのためには、百の診療所よりも一本の水路が必要と思うに至る。
そうして何百の井戸を掘り、あまたの水路を開削した。その結果、広大な荒地が沃野となり65万人の難民が故国アフガニスタンに帰農したという。
これこそ「大医」そのものです。
国の治安が悪く、混乱し、貧困になればなるほど利を貪ることのできる人たちがいるのははっきりしてます。
悲しいことです。
このような「大医」中村哲氏を、わたしたちは顕彰しましょう。

ハズレもあります・・

2019年12月06日 | 私のなりわい・運送のこと
 長野県・茅野市までの2台口引っ越し。仲間の赤帽さんの仕事です。
相棒が手配できないので、どうにかしてやってくれないか・・・と頼まれたのです。いつも世話になるので、自分の仕事を振ってやることとなった次第です。
手配書では、単身で、冷蔵庫が一人ではできませんのでその相棒・・・くらいに考えていましたが・・・
現場で積んで、もう一軒で積むということでした。それも子のある所帯持ち。当然荷は2台ぎっしり。2F~2F・エレなしというデラックス版!通常自分の仕事としては引き受けない引っ越しです。しかし乗りかかった舟です。久しくしてない腰・筋肉をバリバリ使用しました。
終了3時半。帰路は「杖突峠」を超え高遠を経由し、駒ケ根ICから高速でした。
 結果「ハズレ」でも、よき仕事となりました。

バス・地下鉄のフリーパス

2019年12月03日 | 朝な夕なのこと
 先日区役所・福祉課へ出向く。
用は「敬老パス」の申請です。市バス・地下鉄が無料となるパスです。年間5千円で頂くことができます。65歳から頂けるんですが、いつ仕事が入るか分からぬ赤帽ですから、常に軽トラに乗っていなければいけませんので、5~6年間申請してませんでした。
しかし昨今仕事量が減り(減らし?)…当然時間がアマル・・・そうなると…ウロウロし始めました・・・ならば、フリーパスを!・・・という図式です。

早速翌土曜日に使用しました。
良寛さんの書展を徳川美術館でやってましたのでバスにて行きました。

 良寛さんはスキです。赤帽仕事で新潟にいったとき、彼の住んだ「五合庵」にも上ったことがあります。
彼の草書はまったく読めません。江戸時代のひとはあれを読んだというだけでスゴイと思います。わからぬままに数多の書をみてたんですが、なんの飾りも意匠もない無欲恬淡の姿がありました。
2時間も見てたので疲れてしまう。館を出て徳川園の庭園をブラブラ。ウララカな秋の日、持参した酒を一口二口・・・肩がふわりと浮かんだような・・・
オレはこの楽しみのためにこのパスを欲したのであろうか・・・と、その低俗をちょっと思うがそれが自身の本体と納得し、また一口。クルマに乗らぬノンキの一日を過ごす。