賀状じまい

　今年も「年賀じまい」の賀状がありました。「年賀じまい」は高齢などで以後年賀状の挨拶は控えます・・・というものです。

その中で胸打たれる賀状がありました。

学生時代の先輩の息子さんからのものでした。

…父が認知症の進行のため、昨秋より高齢者住宅に転居しました。長年の交友への感謝と年始の挨拶は今年が最後・・・というもので、写真入りの挨拶状でした。

コロナの猖獗以前は年に一度、仲間数人でプチ旅行などしてました。

最後の小旅行は2019年の秋でした。彼は50年以上の教員生活を全うし堂々たるものでした。このようなわかれは初めてのことです。かなり淋しく。

　　松おさめ　机上残るは　彼の笑顔

釈迦の言葉と史上最高の宝くじ

お釈迦さんの言葉・・・

　たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満足されることはない。「快楽の味は短くて苦痛である」と知るのが賢者である。

報道で米国にて「パワーボール」という宝くじで史上最高の３千憶円の当選者が出たと聞く。

まさしく金の雨が当選者には降り続けるのでしょう。

３千億円となればどうなるのか？欲するものはすべて魔法のランプのように目の前に来る。豪華クルーザー、プライベートジェット機なんでもござれですが・・・自分は一人、そればかりに乗ってはおれぬ。食い物飲み物の最高のものを何人前も食うわけにはいかず・・・さらには体を壊しては何千億は使えぬ。「あしたの紅顔ゆうべの白骨」の身です。

この金を死ぬまでどうやっって使うかに悩まされる羽目になるか？自分に当てはめるとあと10年くらいはボケずに生きてると仮定して・・・

３千憶÷10年で１年に３百憶円消費せねばならん。一日に８千万円使うこととなる。この仕事は疲れるぞ。「快楽の味は短くて苦痛である」との釈迦のお言葉みごとです。

・・・・それにしても宝くじ何等でもいいので当たらんかなぁ～

打つ打たない・・

　インフルエンザワクチンの接種に行く。毎年打ってます。今日はとても混んでましたが、予約制でしたので思いのほか早く終わりました。

コロナの４回目のワクチンは止めました。３回目のワクチンの２～３週後に不整脈が起き胸苦しくなり、循環器内科で24時間心電を録る。診断は心臓の一か所からの電通によるものということで、投薬により今のところ治まってます。コロナワクチンの副作用か、それとも起きるべくして発症したのかわかりません。

思案の結果４回目のワクチンはしないという選択をしました。その後BA５というやつのワクチンを打ちましょうという流れですが、これもパスしようかと思ってます。最終的には自己判断です。打つ打たない・・あれこれあっていい。

たれも代わる者なし・・・

　若い時からの友人６～７人のグループがあった。互い還暦を迎える前の頃より宿泊したり日帰りだったりで年に一回集合してました。その仲間も一人二人と亡くなり淋しくなりました。

最後の集合は４人にて2019年秋に明石大橋を仰ぎ見るホテルで楽しい時間を持ちました。その後はコロナで２回おながれ・・今年はありそうと思ってたら世話役さんから驚きのTELあり。先回幹事役を務めてくれた友が認知症になってしまった・・・とのこと。言葉がありませんでした。頭脳明晰能動的で優しい先輩でした。若き自分の混乱混迷の時、真摯にことばをかけてもらったことが巡る。「退場」という言葉は淋しいが…「独生独死独去独来」生きるも死ぬも去るも来るも・・・自らこれをうくるに、たれも代わる者なし・・・と無量寿経にあります。

　次は自分と思っての日暮。

当分フリーズ

　娘の具合がいつものパターンで悪く、介護。仕事はほとんどできぬ状態となる・・・といっても日頃より日程が緻密であるはずもないんですが。

年に一回は病院通い・入院のドタバタはあるんですが、年々歳々きつくなる。

当分ショボいブログもクローズです。

経年劣化・・・

　仕事中に小指と薬指からひじの内側にかけてジワットしびれが行き渡る。あれ？脳梗塞かよ！と動揺。初めての感覚でした。腕・指の機能には変化なし。数分でしびれは軽微となるが、違和感は続く。

脳の検査は８年前に一度だけMRI検査しただけ。久しぶりに昨日してもらう。

結果は脳梗塞ではない・・・ほっとする。脳の画像の説明を聞く。ところどころ白化しているのは老化による脳の劣化だそうだ。認知症になると現れる脳の変化も認められないと。１ミリ位の脳動脈留の「赤ちゃん」はあるものの「異常なし」。歳ですので１年後にでもMRIやってください。また痺れが続くようならば「頸椎」をしらべましょうか・・・でおしまい。

常なるものはなし無常迅速。どんどん劣化してくのがあたりまえなんですね。

「ピースあいち」

　先日近所の「戦争と平和の資料館　ピースあいち」に行く。

夏の企画で「戦争プロパガンダ」（国民を戦争に向かわせた宣伝たち）でした。

戦意高揚のためのポスターが日中戦争の勃発の頃より多く作られた。以下百数十枚中の一部

• 往け！　北満の沃野へ！　　（1940年　長野県　満州移民を促がす）
• 集レ（外貨獲得）製糸工場へ　（1939年　生糸輸出が外貨獲得を担う。兵器生産のための鋼材・原油の輸入のために多くの外貨を必要とした）
• 活セ廃品　（1938年　商工省　）
• 鉄と銅出して　米英撃滅へ　（1942年　家庭の金属回収のみならず、寺の鐘楼に至るまで金属回収を要請する）
• 強く育て御国の為に　（1939年　厚生省体力局　産めよ育てよ国のため）
• 支那事変国債　国債を買って戦線へ弾丸を送りませう　　
• 大東亜戦争国債　勝利だ戦費だ国債だ　（戦費を賄うために国債を発行、敗戦時には国債は換金されることなく紙切れとなる）

プロパガンダポスターは、マッチのラベルから駅弁の包み紙・映画の雑誌チラシ・こどもの双六ゲーム・・・に至るまで宣伝されました。

　窮屈な時代でした。タバコすうにもマッチのラベルには、隣の人はスパイではないか？、駅弁くうにも戦意高揚のイラスト。ノンビリ飯も食えない。なけなしの貯金も国債を買え・・・と。

この窮屈に文句をいえば非国民と指弾される・・・

　

　

ポンコツになりつつある三つと・・・

　我が家にポンコツになりつつあるものがある。

TVがその一つ。買って16年ほどになる。通常に見るのには問題ないが、内臓のビデオ装置だ。予約で見たい番組をビデオで見てる時にフリーズしてしまう。楽しみの番組がTVの気まぐれで見えたり見えなかったり・・・

 もう一つはこのパソコンだ。操作等にはなんの不具合もないが、電源を入れたときに起動したりしなかったりとパソコンの気分しだいなんです。

町の修理屋を検索して聞いてみると、主張診断の基本料金は8,800円でその場で修理代金を見積もるということでした。あまりに高ければ新たなものを購入せねばならん。いずれも高額の商品なのでどうしようかなぁ～というところです。

あとは赤帽トラック。こいつはよく頑張ってます。人間でいうときっと後期高齢者のゾーンになる。よくいたわってやるんです。そうすると一生懸命走ってくれます。

　考えてみれば、もっともポンコツを危惧するものは・・・わが身なんですね。しかし機械とは違い、身は自力更生力もあるのでとてもありがたい。どうにもならん時は斬ったりハツったりを３回したりもするが、更生力は衰えているんでしょう。

菩薩さんのプチトマト

　近所にマンションとその駐車場がある。その駐車場のへりのせまぁ～いところにプチトマトと大葉が植えられている。そこの大家さんが雑草が生えるよりはよかろう・・・と毎年植えているのだ。この時期なると朝に実りを取りに行きます。

今日はお爺さんが先客で、彼とおしゃべりしながらの「収穫」でした。なんともここの大家さんは「菩薩の行」をしているのだ。道行く人たちに実りを取っていってもらうのがうれしいのです。初夏になると我が家の朝のサラダには菩薩様のプチトマトです。感謝感謝。

昔は強かった

　むかし子供の頃TVが出始めた。見るのが楽しくてしょうがなかった。でも時々画面がフリーズし、「しばらくお待ちください」というテロップが画面にでる。それを何の疑問もなく気長に待つ。また時々停電もあった。そんな時はすぐにもローソクや懐中電灯を使用した。これにもなんの不安もなかった。逆にその非日常が面白くはしゃいだ思いもある。65年もの昔のハナシです。

今猛暑にて昼間に電力ひっ迫のため警報が出るようになった。停電を恐れる。現代は電気なしでは文明の利器はすべてガラクタになる。それへの恐怖でしょうか。

現代はシャブズケどころか電力依存症で、生命線になった。それがキレると奪いあいの戦争も起こす。エネルギーなしでは一時も生きていられぬ。とすればあの頃あるだけの分でヨシという思いがあった。そのころの人間は強かったのかも。

プレミアム商品券当たり！

　抽選にて５万円で買い物券６万５千円分をゲットしました。それも２人分で、計３万円分買い物が余分にできます。

名屋市のコロナ対策「プレミアム商品券」です。家族の人数分応募できました。我が家は２名の当たりでした。来年の１月までの使用です。インフレにて諸色高騰、そのアップ分を少しは補填してくれるでしょう。使用できるのは、スーパー・ドラッグ・飲食等で日常の消費の各店です。カミさん喜んで買い物に行きました。

減って増えるものもあり・・・

　小牧市への配送。終了しあとはフリー。着地の近くに高校時代の友の家あり。寄ってみよか・・・と尋ねる。彼は建築関係の自営です。会うのはかれこれ10年振り？か・・・

しかし友とはいいもんです。10年も会わずじまいですが、顔を見れば即時に語り合える。十年ひと昔という。お互いに随分変化あり。彼の友人で私の同窓生でもあるんですが・・その２人が亡くなったと聞く。兄弟・友が退場していく世代であることを痛感す。

次はメシでも共に食いましょうと…別れる。年齢的に仕事の割合が減る分、こんな楽しみが増えるのはいいですね。

ノンビリボンヤリのヤク

　ロートルの勲章がまた一つ増えた。

今年になって胸苦しいことが時々あった。手首にて脈を取ると飛ぶ時がある。しろうとながらも「不整脈」だと思う。循環内科だろうと近くのクリニックへ。結果24時間の心電を録ることとなった。小さな記録器を身に着けて通常の生活を送り、機器を返還し結果を待ちました。

心臓はスゴイものですね。24時間に11万回余を打ってました。そのうちの7.8パーセントの期外収縮がありました。100打つうちに8回のエラー・・多いです。心臓の心室の一か所からのエラー信号にて期外収縮が起きているそうだ。他に逆流とか弁膜に不都合とかはない模様。これは幸いです。

治療として「ビソプロ・・」何とかというヤツを2.5ミリ処方される。

飲み始めて即！胸苦しさは解消！スゲー「ヤク」でした。この薬は、血圧を下げ、交感神経をなだめて副交感神経に活躍させる効能らしい。一言でいえばノンビリ・ボンヤリさせるヤクだ。

性格はノンビリボンヤリの上に×２のヤクでこれからどうなるのか？が心配となる。

３月にノンビリ

　「農業公園」を散策。天白区にあり、さまざまな種類の枝垂れ梅で知られる。先週まで「梅まつり」で賑わう。でもその頃は満員でとてもいくことができない。いまは散ってしまいましたが、オフの公園を気持ちよく歩きました。モクレン・菜の花・桜も少し・・ここで飼育してる牛・鶏・ヤギ羊を見、搾乳より作ったソフトクリームを菜の花畑をボンヤリ見ながら楽しむ。３月といえば運送屋にとっては書き入れ時なんですが、それも「今は昔」です。引っ越しをほとんどしなくなり、ロートルに見合った春３月です。

お彼岸におもう・・

　お彼岸です。平和公園の梅を見に行く。お墓参りの人多し。手に手に花を持ち歩く人。いつもはジョギング・散歩の人々がほとんどですが今日は華やかでした。コロナ禍にて人の参集することが罪悪のようにいわれたこともありますが、やはりこの春うららの人出の中に紛れることはたのしいです。

　お彼岸中には、ここ「平和堂」の千手菩薩の公開が恒例です。昭和16年に日中戦争さ中ですが、その犠牲者の追悼と恒久平和を祈願して名古屋市から千種区にあった十一面観音像が南京市に寄贈された。その返礼としてかの地からの千手観音像でした。

この南京市は日中戦争にて日本軍による市民への攻撃により大変多くの人が亡くなっている。いまのウクライナ戦を思ってしまいます。

名古屋と南京市は戦後「友好都市」となりよき交流がありましたが、現市長の「南京大虐殺」の解釈の相違にて交流が断たれて中断されてしまったことは残念です。

ウクライナの戦争を目の当りにし、戦争を意図する権力者の思惑はどうであれ、争いを厭う人間としての繋がりは保ちたい。そには権力による制限なき真実の報道が必須だが、いまはフェイクニュウースが平然と飛び交う状況でそれもかなわず。