3月1日は24節気の「雨水」
72候では「草木萌動(そうもくめばえいずる)」
<草木が芽吹きはじめる頃>とあります。
先日の「春一番」から、
この先の「桜開花」まで
ひと雨ごとに地温、気温は上昇し、
コーライ芝(フェアウエイ)の立ち上がる季節となりました。
◇
グリーン面に比べて
コーライ芝のフェアウエイは面積が広いので、
視覚的にアピールする力があります。
春先にばっちり芽吹いたフェアウエイは、
プレイヤーや施主に感動を与えます。
◇
高級ホテル等では、
繊維をキメ細かく織り込んだ
緞通(だんつう)、ペルシャ絨毯のようなカーペットが敷いてあります。
見た目が美しいだけでなく、
触れば、肌触りが良い。
その割に
歩けば、しっかりしていて、膝や腰への負担が少ないといいます。
フェアウエイの理想形かもしれません。
◇
良いフェアウエイ(コーライ芝)の条件について
考えてみたいと思います。
・発色が良い(青々としている)
・葉にツヤと潤いがある(活性が高い)
・透水性が良く、病害(ラージ等)が少ない
・無駄なサッチ層がなく、マット感が少ない。
・ランナーが太く、節間(せっかん)が短く、しっかりしている。
・目砂が適切に施してあり、葉が立っている
等などが
考えられます。
◇
時々、ベテランのキーパーさんから
「コーライ芝は
肥料をくれるだけ、くれてやり、
刈れるだけ、刈り倒してやれば、良くなる」
「コーライ芝には午前中の日照が大切。
春先はサッチをとりのぞき、
ランナーに日照を当てる事が
良い春の芽出しにつながる。」
等と聞いた事があります。
たいへん参考になります。
・
是非、
今年のコーライの春の芽出しを成功させ、
ライバルに差をつけてみて下さい!
◆
春先のコーライ芝(フェアウエイに)オススメの資材です。
1)立ち上げには「バイオ 8-0-9」です。
この資材の働きは
バチルスが分解した古茎根やサッチを
酵母が糖質に変換し、ランナー成長エネルギーとして使います。
余った糖質はしっかりランナーに貯蔵します。
糖質を含有した植物細胞は
乾燥しにくく、凍りにくいので
3月下旬~4月上旬に心配な
遅霜対策としても たいへん有効な資材です!
もちろん バジカル等の更新作業と併行すれば さらに効果的です。
2)活性向上には「エクストラアイアン(6-0-0)」です。
下葉を代謝させ、活性を向上する鉄系資材です。
3)発色と芽出し向上には
「ミスト11号(22-0-0)」です。
ランナー成長を促し、
発色を持続する”硫安+メチレン尿素”の液肥です。
4)3月の気候不順・日照不足と遅霜対策には
「ターフバイタル・プロ」です。
主成分「グルタミン酸」が光合成に代わり、
タンパク質合成し、活性を回復・持続。
「グルタミン酸」を吸収したランナーは、乾燥害や霜害に強い体質へと変化します。
◆
よろしくお願いします!
(^^)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます