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マカオ

2014年03月02日 | 香港

 マカオに世界遺産は全部で30箇所。2005年、ユネスコがマカオ歴史地区の古跡30箇所を世界文化遺産に認定しました。その30箇所すべてがマカオ半島内にあります。

 マカオは国際貿易における戦略的に重要な港として、16世紀半ばから1999年までポルトガルの政権下にありました。歴史あるストリート、住宅、宗教的な建築、ポルトガル及び中国の公共的建築物の中に、東西の美意識や技術的な影響が見て取れます。 また、歴史地区には中国で最も古い砦と灯台が含まれています。 それは国際貿易に基づいた、中国と西洋が出会った最も早い時期の証拠になります(マカオナビから)。

 私が泊っているホテルは、九龍の太子(MTRのPrince Edward駅)にあり、ここから対岸にある香港島の上環駅まで地下鉄で行きます。地下鉄は九龍と香港島との間の海底を通っていきます。

 マカオへ行く高速船(ターボジェット)は、香港島の上環にあるマカオフェリーターミナル(港澳碼頭)からマカオまでを約1時間で結んでいます。この航路は24時間運航を行っていて、日中15分間隔、夜間15~30分間隔の高頻度運航を行っているのが特徴です。また、昼行(7:00~18:00発)と夜行で運賃が異なっています(マカオナビから)。

[セナド広場]

 中央に噴水があることから、地元の人からは「噴水池」と呼ばれる広場。波模様をあしらった石畳が敷き詰められ風情がありますが、クリスマスや中国の伝統的な祝日の際には広場が装飾されてとてもにぎやかになります。広場に面して、民政総署ビル、郵便局、仁慈堂ビル、マカオ観光局のインフォメーションセンターがあります。

[仁慈堂]

 セナド広場の一角に建つ、白が美しい新古典主義様式の建物。現在は公証役場として使われていますが、もともとは1569年にカルネイロ司教によって設立された仁慈堂の施設です。仁慈堂とはポルトガルのレオノール女王が1498年に本国で創設した慈善福祉団体。建物向かって右側にある入口から階段をあがったところにある博物館には、カトリックゆかりの宗教画、陶器などの展示品があります。博物館の奥のテラスからはセナド広場の景観を見ることができます(マカオナビ)。

 

[聖ドミニコ教会]

 1587年にメキシコのドミニコ会の修道士によって創建されました。かつては木造だったので「板樟堂(板造り堂)」と呼ばれました。バロック式の祭壇には聖母子像が祀られており、毎年5月13日に行われるファティマの巡礼では、午後6時にここから聖母像がペンニャ教会まで運ばれます。

 教会奥の鐘楼には約300点の宗教品が展示される美術館になっています(マカオナビ)。

 

[カテドラル]

 1622年に建てられた大聖堂で、聖母マリア誕生に捧げられ、マカオのカトリック教会の中心的役割を担っています。昔は周りに高層ビルがなかったため、それから海を眺めることができたので、船乗りの妻たちはこの教会で夫が帰ってくるのを見ていました。そのため「望人寺(人待ち寺)」とも呼ばれていました。「キリスト受難行列」の儀式もここで行われます(マカオナビ)。

 カテドラルの向かいにある執務室

 

 聖ポール天主堂跡に向かう通りは屋台や土産物屋がぎっしり。ここはおでんの屋台

 果物屋

[聖ポール天主堂跡] [イエズス会記念広場]

 聖ポール教会はイエズス会によって1602年に創建された教会で、すぐ横にはアジア初の大学になった聖ポール大学がありました。1835年の火事で教会の前壁と68段の階段だけが残されました。ファザードの彫刻は見事で、「石の説教」と言われるほどに宗教的な意味が彫られています。ファザードの下から2段目のキリスト教の4名の聖人像にはフランシスコ・ザビエルを見ることができます。聖ポール天主堂跡の前に広がる広場がイエズス会記念広場で、裏手地下にある天主教芸術博物館には宗教美術品が展示されています(マカオナビ)。

[モンテの砦]

 海抜52メートルの丘の上に、1617年から1626年の間にイエズス会の修道士によって築かれた要塞。敷地面積は8000平方メートルで、四方を防壁が 囲んでいますが、中国に近い北側の部分は、中国人の要求によって低く改造されました。1965年から1995年の間には、ここに気象庁の建物がおかれまし たが、その後、1998年にマカオ博物館が完成しました(マカオナビ)

 モンテの砦からマカオ市街地を望む。

 香港と同じく超高層ビルが林立しています。

 

[マカオ博物館]

市街地を見下ろす砲台

 

 

[民政総署]

 マカオ街歩きのランドマークである「セナド広場」の真向かいにある建物で、現在はマカオの地方自治局があります。最初の建物は1584年に完成したとされており、その後、何度か改築されたが、マカオの市政はずっとここで管理されてます。中庭へ行く途中の壁にはポルトガルの青いタイル(アズレージョ)が美しく飾られていて、中庭にはポルトガルの詩人ルイス・カモンエス、作家ジョアン・デ・デウスの胸像、ポルトガルの大航海時代を彷彿とさせる天球儀を表した石像などが見られます(マカオナビ)。

 マカオから香港に帰り、泊まっているホテルの近くで食事

 牛肉と青梗菜の炒め物

 

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