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701系再組み換え 他

2018-03-13 00:13:20 | 秋田のいろいろ
秋田車両センター所属の奥羽本線・羽越本線・津軽線の普通列車用701系電車で、新たな車両組み換えが行われた。

まずはこれまでをまとめておくと、2015年頃までは2両編成×28本(N14~N38、N102~N104編成)、3両編成×14本(N1~N13、N101編成)の計98両の陣容。

2016年1月に津軽線で3両編成のN5編成が踏切事故に逢い、運行できなくなる。
そのN5編成の両端2両が運用離脱し、中間の1両は、2両編成だったN29編成に組みこんで3両編成化して運用に入った。
この時点では、2両編成×27本(N14~N28、N30~38、N102~N104編成)、3両編成×14本(N1~N4、N6~N13、N29、N101編成)の計96両。

その後、ネット上の情報では、2017年10月頃にN29編成が、中間車が外されて本来の2両編成に戻った。
また、先週辺りから、3両編成だったN13編成が2両編成になって運用に就いている。3両編成時代にはなかったワンマン機器も搭載されていて、本来の2両編成と同等扱いの模様。
さらに、1月頃からN11、N12編成は3両編成のままながら、ワンマン機器が設置された状態で走っているとのこと。なお、記憶がたしかならば最近N10編成に乗ったはずだけど、それにはワンマン機器はなかった。
N13とN29が2両になった現段階では、2両編成×29本、3両編成×12本の計94両。2両化に際して抜かれた中間車2両が、新たに余ったことになる。

【23日追記】秋田の701系2両編成には、「EB装置」という走行中に一定時間機器が操作されないと緊急停止させる装置が搭載されているが、3両編成には未搭載だった。ワンマン運転を行なうかどうかを基準にして設置していたと考えられる(こまちにも搭載されており、EB装置は必ずしもワンマン専用機器というわけではない)。
昨年秋、編成番号は忘れたが3両編成に乗った際、EB装置の警告ブザーが聞こえたので、「3両編成にも追加設置したのか」と思っていたが、今にして思えば、2両編成化に備えた準備だったのかもしれない。

【4月8日追記】4月7日にN11編成を見かけたが、2両編成でワンマン運転していた。2両編成×30本、3両編成×11本の計93両となる。N12は??
【4月25日追記】N12編成も2両になったので、3両編成は4本減の10本(30両)。2両編成は3本増の31本(62両)となったと思われる。(以上追記)

本線越しに秋田総合車両センター
現在、秋田総合車両センター(旧・土崎工場)の奥羽本線から見える側には、いくつかの車両が置かれている。
上の写真のように、ステンレスに黄色や青の帯が入った車両が目を引くけれど、ピンク帯は、
サハ701-5
N5編成からN29編成に入れられた後、N29編成から抜かれた中間車。

3月17日のダイヤ改正では、津軽線では「編成両数見直し」が行われる。詳細は分からないが、701系3両編成で走っているダイヤが2両に変更されると思われる。
とすれば、3両編成が余剰になって2両編成が不足する可能性があるから、その対応だろうか。
そしてゆくゆく(ダイヤ改正後のいつか)はN11、N12編成も2両編成になるのか。津軽線の変更だけではそこまで2両編成が足りなくはならないだろうから、奥羽・羽越側でも車両減があるのかもしれない。→やはり3両から2両編成に変わったダイヤもあった
前から話が出ていた、安全装置ATS-Pの取り付け工事も関連するのかも?(根拠のないまったくの憶測です)

3両編成は客としては混雑が緩和されて、というかガラガラ【15日補足・朝夕はともかく昼間は】のことが多くて好き。
だけどJRとしては2両で充分収まる乗車率であって、運用によってはワンマン運転も可能な2両編成のほうが扱いやすそう。【15日補足】昼間に秋田駅や大館駅で留置されている701系は、3両編成が多いような気がしなくもないので、持て余し気味なのかも。
抜かれた中間の車両「サハ701」形は、701系の中でも、仙台や盛岡にはなく秋田配置の14両しか製造されなかった少数派(仙台にはもっと少数派があるけど)。運転席はもちろん、トイレやモーターもない、(機関車にひかれて走る車両という意味での)客車も同然の形式で、揺れや騒音が他車よりいくぶん少ない。車齢からしても廃車になるのだろう。
※701系はその後、2019年にもまた組み換えがあった。


再び秋田総合車両センターの写真。
黄・青・ピンク
青帯は常磐線を走っていた415系電車。ドアが開け放たれ装備が撤去されていて、解体待ちか。
右奥に701系が見える。3両編成(ワンマン時の出入口表示がないので)と思われる先頭車で、行き先表示は撤去されている。おそらくN5編成の衝突しなかった側の車両。

他にもいろいろ
583系電車、八戸線用だったと思われるキハ40系、中央総武緩行線用209系電車(並ぶと701系と窓の配置がそっくりなのが分かる)とにぎやか。おそらくどれも廃車されたのだろう。多くは解体されるのだろうが、583系は展示用に台湾へ行った車もあるそうだけど、これは?

センターの別の場所では、トラバーサーという横に動く台に載せられて移動中の車両がいた。首都圏の209系電車の先頭車。
前は黄色帯の総武線、側面はオレンジ色の中央線快速?
側面はオレンジ色の下に細い茶色の線も入っており、中央線でなく武蔵野線の色。
新型車両投入により山手線の旧車両が中央総武緩行線へ回され、それによって総武線で余った車両を武蔵野線へ転用するという玉突きが行われており、そのための改造工事中。帯は側面だけ先に替えて、正面は後でやるようだ。
武蔵野線転用に当たっては、10両編成から8両編成に減らされるため、抜かれて余った車両が、最初の写真で他の車両といっしょに置かれていたものだろう。なんかもったいない。

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