広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

角のコンビニ

2013-07-17 23:25:07 | 秋田の地理
旧羽州街道である、牛島商店街の通り。店が少なくなって、寂しくなった。
「牛島東一丁目」バス停付近から北(太平川橋)方向

南(羽州街道踏切)方向
上の写真のように、踏切手前の秋田銀行牛島支店角の交差点のさらに2軒ほど手前に、「セブンイレブンはこっち」という看板が立った。
反対側
よくある内側から照明が点灯するタイプではないし、サイズも小さい。

ということで、そのセブンイレブンのお店自体はどこにあるかというと、
ずいぶん“遠く”に店がある?!
通路・駐車場があるため、通りから見て店は民家にして3~4軒ほど先にあった。

この店舗は、5月24日に開店した「セブン-イレブン秋田牛島東3丁目店」。
Googleマップの航空写真(建設前の撮影)より。赤い星が店、オレンジが羽州街道側の看板
この店は、羽州街道と秋銀牛島支店角の交差点で交わる、愛宕下橋・南中方向へつながる幅の広い市道「都市計画道路秋田環状線」沿いに面する形。
ただし、店の敷地とつながって羽州街道に面する細長い土地があったので、それを店舗へつながる通路として羽州街道から出入りできるようにして、看板を設置したということらしい。
秋銀の交差点。左右が羽州街道で右が踏切

低い看板が設置されている
角地ではないのに、直交する両方の道路から出入りできるという、ちょっと不思議なコンビニだ。


秋田市にセブンイレブンはちょうど10店舗できたそうだけど、角地の店が多い印象。例えば、丁字路の角に建つ秋田通町店。
矢印が店
前から書いているが、この店は通町の通り側には看板があるのに、丁字路で突き当たる大町通り側には看板がない。竿燈大通り側から進むと、店舗の背中が見えるだけで、知らない人にはセブンイレブンがあるとは気づかない。こちら側からはホテルの宿泊客などが来店しそうなのに。
壁にセブンイレブンのロゴでも表示すれば、分かりやすくていいのにとも思うが、こちら側に「旧金子家住宅」があるから景観に配慮したのだろうか(特に条例等による規制はないはずだけど)。


それから、5月13日に隣の北都銀行山王支店(並びのビル内から独立して新築)と同時にオープンした「秋田山王6丁目店」も角地。
けやき通り末端
セブンイレブンの建物は2階建てで「AFS第一ビル」とある。上の階はセブンイレブンの事務所が入るとかいう話で、2階の南側は何やら使われていそうだが、北側半分は「貸事務所募集」となっていた。
けやき通り側には、セブンイレブンの低い看板が北都銀行の看板と並んで立っている。(ただし、けやき通りに続く道が狭くなっているため、川尻側から来ると見えないはず)
一方、交わる細い道のほうには、
看板なし


セブンイレブン以外のコンビニで角地の店舗はどうしているか。
昨年6月に南大通りにできた「ファミリーマート秋田南通り店」も角地で看板は1つ。ところが、
狭い道の側からも看板が見える
なぜならば、
角度を付けて設置されているから(分かりにくいですが)
南大通りに対して直角ではなく、細い道のほうをわずかに向いて設置されているのだ。


けやき通りのセブンイレブンと反対側の端に昨年9月6日にオープンした「ローソン秋田山王けやき通店」も、八橋一里塚交差点の角。
けやき通り側に低い看板(赤矢印)
ここも看板はけやき通りの奥まった位置に1つだけで、交わる旧国道側からは見えない。
この店の場合、旧国道沿いのすぐそばに、以前から「秋田山王一丁目店」がある。このため、旧国道を通るお客を山王一丁目店に誘導するために、あえて旧国道側には看板を設置していない、すなわち両店で客を“分かち合っている”ようにも受け取れる。


以上、どちらの道からも車で入れるにも関わらず、両方の道に大きな看板を設置している店は、ほとんどないようだ。(幹線道路沿いの広い空間に高い看板がある店では、1つの看板で両側から見えるということはあるかもしれない)
角地の店は、車で来店する人には好都合だが、歩行者にとってはあらぬ方向から車が出てきたり、店から出て信号待ちの列に割り込もうとして歩行者空間を塞ぐ車がいたりして、危険な場合がある。歩行者・運転者とも注意し、場合によっては店側にも配慮をお願いしたい。

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