広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

花の街

2010-05-10 20:51:21 | 秋田の季節・風景
ソメイヨシノはすっかり散って、八重桜(サトザクラ)やヤマザクラが咲いている。田んぼにも水が入って、そろそろ田植えシーズン。例年よりは少し遅いが、季節が進んでいる。
竿燈大通りのケヤキ並木
ケヤキの芽生えも日々進んでいる。日当たりの影響だけでなく、紅葉の色が1本1本異なるように、芽生えの時期や色にも個体差があるようだ。(ヤナギやイチョウはほぼ一斉に芽吹いていた)
二丁目橋たもと「那波家の水汲み場」のケヤキ

 
開いた葉っぱは鮮やかな若草色。1本の木の中でも、まだ開いていない葉もあって、枝によって差がある場合もあるみたいだ。

秋田駅脇のJR東日本秋田支社
こんもりとピンク色の木があった。
八重咲き(千重咲きともいうらしい)のツバキ「乙女椿」
まん丸くきれいに刈り込まれ、びっしりと花を着けていた。写真は先週の撮影で、現在はだいぶ花が落ちてしまった。
線路沿いの真っ赤な花
たぶんハナモモかな。花が咲かなければ、こんな所にこんな木があったとは気づかない。

同じように今まで何度も通っていたのに、まったく知らなかったのが、ある道の街路樹。秋田駅西口側から南へ向かい、明田地下道東交差点を西へ曲がって五丁目橋までの市道、とりわけ地下道から五丁目橋までの「南大通り」だ。
まずは、ライラック(小型の“ヒメライラック”ではないかと言う人もいました)。
 まだ咲き始めの木が多い
南大通りは何度も通っていて、ケヤキとツツジがあるのは知っていたが、こんなにライラックがあるとは知らなかった。あまり背が高くない木が多い。
ほとんどが薄紫からピンク系統の花色だが、

1本だけ白花を見つけた
でも上の方の枝が枯れている。
さらに、
花はびっしりだけど、葉っぱが出ていない?
花の形はライラックだと思うんだけど、違う植物だろうか? 香りを嗅げばよかったけど、人通りが多くて遠慮しました。
ほかにも
ドウダンツツジ
ツツジは赤くて小さい花が咲き始め、他はほとんどがつぼみだったけど
白系が咲いていた。後ろにはライラック
さらに、昨年、あどれさんから教えてもらっていたもの。
遠目にはツツジに見えたが、花が細かくて少し違う
なぜかこの一角にだけ、この植物が植えられていた。僕は初めて見る植物。
「ニワウメ」だと思われる
葉っぱはシモツケやユキヤナギに似ているから、近縁だろう。花の形もユキヤナギにどことなく似ているが、大きい。ニワウメだとすれば、食べられる実がなるそうだ。
【11日追記】シモツケ・ユキヤナギ・コデマリはバラ科シモツケ属、ニワウメはバラ科サクラ属だそうで、同じバラ科ではあるがそれほど近縁でもないらしい。植物分類学的には、ウメやモモに近いことになる。たしかに花の形はサクラ形だ。

道路管理者の市が植えたのか、それとも住民の皆さんが植えたのか知らないが、1つの通りの中で、いろんな植物がさりげなく楽しめた。南大通りは、広小路などよりは商店街が空洞化していないし、無機質・画一的でなく、なんとなく温かさを感じた。
いろんな花が咲く今の季節は、さしずめ「花の街」。※こんな植物もありました

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