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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

泉外旭川 準備工事?

2022-12-10 20:10:44 | 秋田のいろいろ
2021年3月に開業した、秋田市にあるJR奥羽本線・泉外旭川(いずみ そとあさひかわ)駅。
11月下旬頃から12月初めにかけて、ちょっとした工事が行われていた。
無人駅なので改札口はないが、見た目上は改札口である部分の、ホーム側。
2021年5月撮影。左が駅の外(地下通路への階段)、正面が上りホーム、背後が下りホーム

この部分で工事が行われた。シャッターの中には除雪機でも入っていそう?
↑工事前/工事後↓
現在
工事後、まず目立つのは、床面が横長に新しくなった。
そして、緑色の箱=「運賃箱/きっぷ入箱」が、1メートルほど、左側に移動した。以前は床から脚だけ生えていたのが、工事後は台座がボルトで固定されているのが見える。
※きっぷだけでなく、きっぷ類を持たない客が無人駅からワンマン列車に乗って、ここで降りた場合は、運賃(現金)もこの箱に投入することになっている。盗難等を不安視する労働組合に対し、JR東日本は“強固な運賃箱”を設置すると回答していたのだが、それがこれ。

ほかにも。

左端奥の白い柱に、床とつながった配管が2本、荷作り紐で仮止めされている。
工事前に箱があった右端では、
床面に小さな円?
おそらく、左側の管につながっているのだろう。
穴はふさがれている
この管の役割は?
2023年春から、秋田市周辺など北東北の一部区間でも、ついにJRの乗車にSuicaが使えるようになる(発表時の記事)。
それに対応する、改札装置用の配線スペースだと考えられる。

Suica導入済みエリアの無人駅では、きっぷを投入する自動改札機ではない、Suicaをタッチするだけの「簡易Suica改札機」という装置(つまりリーダーライター)が設置される。入場用、出場用1台ずつ。
泉外旭川駅でもそうするならば、位置的にここだろうし、回収箱が以前の位置のままではジャマになるし。

泉外旭川駅開業時点では、2023年春利用開始だとはギリギリ決まっていなかったかもしれないが、当時のJR東日本では最終的には全駅でSuicaが使えるようにする方針だったはず(今年になってQRコード乗車券の導入が発表されたが)。1年半後にこの程度の工事をするくらいならば、新築工事の段階でまとめてできなかったのか、とも思うけれど。


Suica利用開始の日程はまだ発表されていない(2023年春ダイヤ改正の中身は、来週金曜発表だろうから、それと同時かな?【末尾追記参照】)が、そろそろ準備にかからないといけない時期。
泉外旭川駅も含めて、近距離自動券売機のSuica対応(チャージ等。秋田駅等新幹線駅は対応済み)もしないといけないが、未確認。
秋田駅中央改札口や土崎駅の自動改札機では、まだ変化はなさそう。※別の話として、土崎駅で2022年10月から、駅員不在の時間帯が設定されたため、緑の回収箱が設置された。
自動改札機がない、秋田駅のアルス口でも特に動きがないが、どのような対応になるか。その他の駅も、最近は通ることがないので不明【末尾追記参照】。
新たな動きが分かれば、続きにて。


【12日・利用開始日について追記】12月12日、JR東日本から北東北でのSuicaサービス開始日が発表された。
2023年5月27日(土曜日)開始
ダイヤ改正と同時でなく、5月下旬とはなんか中途半端。
範囲が狭いので、現在の広いサービスエリアと異なって、サービス内容に制限があるのではと心配していたが、Suica定期券、オートチャージ、乗車に伴うポイント付与なども変わりなく実施される。
また、3県とも、現在自動改札機が設置されていない駅は、すべて簡易Suica改札機での対応になる模様。男鹿、羽後牛島、新屋、浪岡、雫石等々、子会社駅員がいる駅も簡易改札機。

2023年4月の各駅のSuica準備状況
コメント (10)
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