広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

広島・宮島旅行記~周遊きっぷ~

2008-09-13 23:07:33 | 旅行記
計画が立ったのできっぷの手配をする。宿泊は楽天トラベルで済ませた。

国鉄の分割民営化後、同じ会社内(秋田ならJR東日本エリア)や北海道など一部方面については、昔では考えられない格安のきっぷが発売されている。
しかし、秋田からだと西日本方面への企画乗車券はない。

そんな場合、検討したいのが「周遊きっぷ」だ。
かつての「周遊券」を廃止してできたものだが、それなりの知識がないと乗客が購入するのも、ひどい場合では駅や代理店でさえ発券を躊躇するような、やや手ごわいきっぷだが、使い方ではかなり得になる。

周遊きっぷは全国各地にあらかじめ決められた「ゾーン」があり、そのエリア内では特急の自由席が乗り放題。出発/帰着駅からゾーンの出入口の駅までは通常の乗車券の2割引になる。行き帰りの特急券などは別に必要。
今回は「広島・宮島ゾーン」が利用できる。周遊きっぷはゾーンによって利用価値が違ってくるのだが、広島・宮島ゾーンはかなり得だと思う。4500円で広島近郊のJR線はもちろん、宮島航路(連絡船)、そして広島-新岩国の1駅だけだが山陽新幹線にも乗車できるのだ。

先に駅によっては発行をためらう所もあると書いたが、秋田駅なら大丈夫。窓口には専用の申込書も置かれている。
といっても、発行に手間取って、窓口を1つふさいでしまいかねないので、時間に余裕を持って買ったほうがいい。出発当日などもってのほか、今回は前日の「こまち」発車直後の窓口が空いている時間帯を狙って出かけた。

やはりターミナルである秋田駅の駅員さんは、日ごろからいろいろなきっぷを発行しているから、路線や経路については詳しい。それでも、周遊きっぷの発行は慣れていないのだろう、頭では分かっていても、操作や入力方法が分からなくなるケースがあるようで、今回対応してくれた若い駅員さんは、最初は順調に経路を入力していたが、途中からマニュアルを見たり、最後には奥から2人出てきて3人掛りになってしまった。そのうちの1人の少し先輩といった感じの女性が、的確に入力方法を指示してすんなり発券された。
「お待たせして申し訳ありません」と平謝りの駅員さんだったが、こっちが帰りに複雑な経路を指定したのが混乱の原因のようだし、手間取るのを見込んで前日に行ったのだから、まったく問題ない。これからもお世話になります。

これが「ゾーン券」。これに「ゆき」と「かえり」のきっぷがセットになる。

特急券は「えきねっと」で予約し、券売機で受け取ったので、ポイントが貯まり、秋田・東北新幹線は割引になる。
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旅行記について&広島・宮島旅行記~計画~

2008-09-13 22:25:44 | 旅行記
国内旅行が好きです。「旅行記」カテゴリーで紹介したいと思います。 自分の記録としてだけでなく、読んだ方の旅行の計画の参考にしてもらえるような記事にしたいと思います。 鉄道旅行が中心ですが、マニアックすぎないよう、詳しくない方でもさらりと読めるような内容にしたいと思います。 意見・感想や質問があればお気軽にどうぞ。


最初の旅行記は2008年7月の広島・宮島への旅行を取り上げる。
一眼レフ購入前なので、画像はコンパクトデジカメのもの。

今回広島に行こうと思ったのは、ネットで見た世界遺産・宮島の厳島神社が急に魅力的に思えて行きたくなったから。
また、中国地方は岡山市を少し歩いた以外は旅行したことがなく、特に日本の主要都市の1つである広島を見てみたかった。

計画を立てるに当たって、外せないのは宮島の厳島神社と広島市内。余裕があれば近くの山口県の岩国の錦帯橋も見たい。
休館日のあるような施設はないが、潮の満ち干を考慮した。干満の差が大きい大潮の日だと満潮時に海に浮かぶ大鳥居や神社と干潮時に鳥居の下まで歩いていく両方が経験できるからだ。

交通手段は新幹線2本で行くことができ、広島周辺は秋田より便が良い。帰りにちょっと寄り道したので(これについては今回の旅行記では触れない)、若干の制約はあったが、比較的楽に計画が立てられた。
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オリンパスブルー

2008-09-13 16:28:05 | デジカメ
かつての銀塩カメラでは、使うフイルムのメーカーで色合いが違った。
デジタルカメラでは、撮影素子(CCDやCMOS、E-520ではLiveMOS)やカメラ内での画像処理の違いから機種ごとに発色が違ってくる。
デジタルだから、撮影後にパソコンで画像処理すればかなり自由に調整が利くとはいえ、それほどの技術はないし、気軽に撮影したいので、今回E-520を買うに当たってはその発色が気になった。

調べていると「オリンパスブルー」という言葉を知った。
オリンパスの一眼レフデジタルカメラの青色の発色の良さを指すようだ。
もっとも以前の機種でコダック製の素子が使われ「コダックブルー」といわれたのが由来のようで、E-520などの現行機種はパナソニック製のLiveMOSが搭載されているし、画像処理エンジンも各機種で違うから、全機種で同一の発色ではないようだ。
ユーザーの間だけでの愛称かと思っていたが、宮崎あおいが出ているE-520のカタログにも「“オリンパスブルー”と呼ばれる、空の発色の良さは、格別です。」と記載(13ページ)されており、メーカー公認だった!

以前使った3機種のオリンパスのコンパクトカメラは、紺色や濃い青がうまく表現されず、花を撮影する時など残念に思っていた。
E-520ではこの記事で触れたように、花の色はきれいに再現されてうれしかったが、今度は「オリンパスブルー」を実際に撮影してみたくなった。

価格.comの掲示板を見ていると、オリンパスの講習会に参加した人がE-520/420で「正式なオリンパスブルー」を出す方法を教えてもらったとの書き込みがあり、それによれば「露出補正を-0.3か-0.7、仕上がりをVIVIDにして順光で」撮るとよいそうだ。

「仕上がり」とは画像のスーパーコンパネ右上で「NATURAL」と表示されている部分。コントラストなどの色調をプリセット5種類とカスタムで設定できる。

雲ひとつない秋晴れになった日、この設定を元に露出を補正して青森県弘前市のりんご公園で岩木山と青空を撮影してみた。

F/8 1/250 露出補正なし


F/8 1/320 露出補正-0.3


F/9 1/400 露出補正-0.7

露出補正なしのものと比べて、マイナスに補正した2点は、青空の深みが違う。
ややわざとらしい色のような気がしないでもないが、魅力的な色ではある。
露出補正なしの空の色も澄み渡った抜けるような青空の感じがして悪くはない。
露出をマイナスにすれば、当然リンゴ畑や岩木山も暗くなってしまうから、その兼ね合いは難しい。
けれども、色合いだけでこんなに楽しめるなんて、いろいろいじることのできる一眼レフデジカメは楽しい。

それにしても、この日は、北東北では年に数日しかないであろう、実にいい天気だった。
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