木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

夕陽の言葉~女子プロレスラー

2013年06月10日 | 日常雑感
「夕陽」という女子プロレスラーがいる。
女子高校生プロレスラーだ。
平成7年生まれ。
初めて知ったのは、朝霞駅前のチャリティー試合で、アジャ・コングとの一戦である。
52kgの身体で100kg超のアジャに立ち向かうのは、かなり無理があり、しかもキャリアの差がある夕陽は惨敗する。
それでも、前に前に向かう夕陽の姿はすがすがしかった。
その夕陽が今年、外国人選手に完敗した後のインタビューが印象的だった。

「あと何を捨てればいいのか。
あと何を捨てれば強くなれるというのか」

彼女は、何をすれば強くなれるのか、ではなく、何を捨てれば強くなれるか、と言った。
つまり、今以上プロレスの練習をする時間を得るためには、何を捨てればいいのか、と言ったのだ。
ティーンエイジャーの言葉としてはすごい。

中高年になると、最近、つくづく、人生は取捨選択だと思うようになった。
何かをやりたいと思ったら、何かを捨てなければならない。
何もかも、全てを得られる人生はない。
自分が一番行いたいもののために、後のものを犠牲にする。
中高年の選択は、ティーンエイジャーの行う選択とは違っているだろうし、違っていなければならない。

でも、何かを捨てる覚悟なくして、大事は成しえないのは年齢を問わない事実だ。
そんな思いを、夕陽のインタビューを見て改めて思った。

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