聖書日課 デボーションノート
聖書日課に従って、日々聖書を読んで思わされたことを書き留めています。




申命記 4:15 あなたたちは自らよく注意しなさい。主がホレブで火の中から語られた日、あなたたちは何の形も見なかった。
4:16 堕落して、自分のためにいかなる形の像も造ってはならない。男や女の形も、
4:17 地上のいかなる獣の形も、空を飛ぶ翼のあるいかなる鳥の形も、
4:18 地上を這ういかなる動物の形も、地下の海に住むいかなる魚の形も。
4:19 また目を上げて天を仰ぎ、太陽、月、星といった天の万象を見て、これらに惑わされ、ひれ伏し仕えてはならない。それらは、あなたの神、主が天の下にいるすべての民に分け与えられたものである。
4:20 しかし主はあなたたちを選び出し、鉄の炉であるエジプトから導き出し、今日のように御自分の嗣業の民とされた。
4:21 主はあなたたちのゆえにわたしに対して怒り、わたしがヨルダン川を渡ることも、あなたの神、主からあなたに嗣業として与えられる良い土地に入ることも決してない、と誓われた。
4:22 従って、わたしはヨルダン川を渡ることなくここで死ぬ。しかし、あなたたちは渡って行って、その良い土地を得る。
4:23 あなたたちは注意して、あなたたちの神、主があなたたちと結ばれた契約を忘れず、あなたの神、主が禁じられたいかなる形の像も造らぬようにしなさい。
4:24 あなたの神、主は焼き尽くす火であり、熱情の神だからである。
4:25 あなたが子や孫をもうけ、その土地に慣れて堕落し、さまざまの形の像を造り、あなたの神、主が悪と見なされることを行い、御怒りを招くならば、
4:26 わたしは今日、あなたたちに対して天と地を呼び出して証言させる。あなたたちは、ヨルダン川を渡って得るその土地から離されて速やかに滅び去り、そこに長く住むことは決してできない。必ず滅ぼされる。
4:27 主はあなたたちを諸国の民の間に散らされ、主に追いやられて、国々で生き残る者はわずかにすぎないであろう。
4:28 あなたたちはそこで、人間の手の業である、見ることも、聞くことも、食べることも、嗅ぐこともできない木や石の神々に仕えるであろう。
4:29 しかしあなたたちは、その所からあなたの神、主を尋ね求めねばならない。心を尽くし、魂を尽くして求めるならば、あなたは神に出会うであろう。
4:30 これらすべてのことがあなたに臨む終わりの日、苦しみの時に、あなたはあなたの神、主のもとに立ち帰り、その声に聞き従う。
4:31 あなたの神、主は憐れみ深い神であり、あなたを見捨てることも滅ぼすことも、あなたの先祖に誓われた契約を忘れられることもないからである。
4:32 あなたに先立つ遠い昔、神が地上に人間を創造された最初の時代にさかのぼり、また天の果てから果てまで尋ねてみるがよい。これほど大いなることがかつて起こったであろうか。あるいは、そのようなことを聞いたことがあろうか。
4:33 火の中から語られる神の声を聞いて、なお生きている、あなたと同じような民があったであろうか。
4:34 あるいは、あなたたちの神、主がエジプトにおいてあなたの目の前でなさったように、さまざまな試みとしるしと奇跡を行い、戦いと力ある御手と伸ばした御腕と大いなる恐るべき行為をもって、あえて一つの国民を他の国民の中から選び出し、御自身のものとされた神があったであろうか。
4:35 あなたは、主こそ神であり、ほかに神はいないということを示され、知るに至った。
4:36 主はあなたを訓練するために、天から御声を聞かせ、地上に大いなる御自分の火を示された。あなたは火の中からその言葉を聞いた。
4:37 主はあなたの先祖を愛されたがゆえに、その後の子孫を選び、御自ら大いなる力をもって、あなたをエジプトから導き出された。
4:38 神はあなたよりも強大な国々をあなたの前から追い払い、あなたを導いて、今日のように彼らの土地をあなたの嗣業の土地としてくださった。
4:39 あなたは、今日、上の天においても下の地においても主こそ神であり、ほかに神のいないことをわきまえ、心に留め、
4:40 今日、わたしが命じる主の掟と戒めを守りなさい。そうすれば、あなたもあなたに続く子孫も幸いを得、あなたの神、主がとこしえに与えられる土地で長く生きる。

イスラエルの民をエジプトから救い出されたような神がほかにいるだろうか。
だから、地上のいかなるものを拝んだりしてはならない。
これがここで命じられている事の概要である。
それは、今日、神を信じる我々にも言えることであり、私たちを命がけで救って下さったイエス様を置いて他に我々を救いうるお方はいない。
そして、それは、イエス様だけが我々を生かすことができる、ということでもある。
人はいかなる像や形を作って拝んではならない、と命じられているが、それは、単なる刻んだ像のことだけをさしているのではない。
「形」とも表現されている中に、いつの間にか自分が作り出している理想の姿や生き方なども含まれていることを覚える必要がある。
人はこうあるべき、こう生きるべき、こうすれば成功する、実に様々な形があるが、それらのどれ一つとっても、我々のために命を捨てて救ってくれるようなお方はない。
むしろ、そういう理想像に近づこうとして、自分の人生を削ったり、損なったりしていることのほうが多いのかもしれない。
自分が生み出した身勝手な理想像を他人に押し付けてはいないだろうか。
自分自身もその枠に押し込めようとしていないだろうか。
人はもっと自由であるはずである。

ヨハネ8:31 イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。
8:32 あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」

御言葉を守ることは、一見、不自由なようにも見えるかもしれないが、キリストにある完全なる救いの約束を受け取ることで、真実の自由を得ることになる。


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