7/2旅人 

山と旅が好きです。

爆発な夜

2014年07月06日 | 

土曜日は雨だった、日曜日の天気予報は ☼マークが付いた。

真富士山に行ってきた。

前回は人混みを嫌って登るのをやめてしまったので、リベンジだ。

また、平野の林道から登ると人が多そうだ

そうだ、昔、よく登った俵峰から登ってみよう。

 

真富士の里に車を止めて、一番のバスに飛び乗り

俵沢で降りた。

 

林道を歩くこと小一時間、

俵峰の集落へ

 あ、懐かしいねえ

ここ、俵峰には思い出あるんだ。

山を登り始めた頃、僕は静岡歩行会という山の会に仲間と入っていた。

この時期、7月になると「夏山前夜祭」と称し宴会を行った。

 

ここ、俵峰には水月院というお寺があって、ユースホステル、キャンプ場、バンガローなどあり

みんなでワイワイ飲んだものだ。

 

なんか、昔の記憶を掘り起こし、歩いていると

ここじゃないかな?と思われる場所が見つかった。

中に入って行くと女の人が洗濯物を干していた。

あれ、人の家かな??

静かに退散して

先の林道へ

 すると、バンガローの傾いたのが

やっぱし、ここだ。

 近くの案内板を見たら

間違いなく水月院と書いてある。

しかし、今は、ユースホステルもキャンプ場もやめてしまったようだ。

寂しいねえ(;_;)

 おお、雨が降ったり、寒い時期の宴会で使った

大部屋のバンガローだ。

そうだ、ここで

こんな事があったのを思い出した。

 

宴会の鍋をバカ山と一緒に作っていた。

ガスのバーナーで作っていたのだが。

火力が急に落ちてしまった。

最近のガスバーナーは断熱材が入っていたり、

ガスの内容を火力あるものに変えていたりで、あまり火力は落ちない。

まだ、この頃のガスバーナーは出始めで、冷えてくると火力が落ちる欠点があった。

 

すると、バカ山は、

「おい。くわ、鍋を下ろせ。こういう時はこうするんだ。」

バカ山は、もう一つのガスバーナーに火をつけ

火力の落ちた方のガスボンベを火をあてて温め始めた。

すると、ガスバーナーの火力は徐々に勢いを増していった。

「ほら見ろ、くわ、火力が戻ってきただろう」

バカ山、ドヤ顔で俺に話しかけた瞬間。

 

ボッカーン!!!!!!

目の前が真っ赤になり、耳が聞こえなくった。

なんかいや~~な予感はあったのだが。

やっぱし、バカ山は正真正銘のバカだ。

爆発したガスボンベはチューリップの様に接続口が開いて、

五徳は なんと天井に突き刺さっていた。


「五徳があんな所に刺さっているよ、ハハハ」

バカ山は嬉しそうに笑っていた。


まったく、バカ山の奴は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昔を思い出し、少しクスクス笑いながら

僕は、林道から登山道に入っていった。

続きます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



7/6 2014