英語が苦手だった。
苦手というより、大嫌いだった。
高校からだ。
小学校2年生。元フライトアテンダントの家へ英語を習いにいく。当時、フライトアテンダントはスチュワーデスと呼ばれていた。
3年間通った。何も身に付かなかった。
ある日、先生の都合が悪く、ご主人が英語を教えてくれた。
いつもの先生(奥さん)が帰宅して、彼女にバトンタッチをするときに言った。
「お前、何教えてんだ。なんにもできるようになってないじゃないか」
何となく、自分が怒られているようで、子ども心にも恐縮した。
その通りだった。
すでに数年通っていたが、アルファベットが書けて、My name is しか言えなかった。
母親はいろいろな塾、習い事に通わせたが、塾の中身、質はよくわからない。確認もしなかった。
まあ、それはそれでいい。話を先に進めよう。
小学6年から通った地元の進学塾。小学6年から、中学1年の英語の教科書を使って勉強した
コノリー先生という、若いイギリス人。日本語ペラペラ。今思うと、ハーフの方だったのだろう。
めちゃくちゃ教え方がうまかった。
そして、なぜかよくほめられた。
「これはエクスクラメーションマークというのよ」
先生が質問したので、その言葉をメモした。
先生が大きな声で言った。
「みんな見て。○○くんは、今の言葉をきちんと教科書に書いているよ。こういうやる気のある姿勢が素晴らしいのよ。勉強ができるようになるのよ」
こんな感じで、毎回、毎回ほめられる。気持ちよくなって、家でもよく勉強した…というのはうそ。さすがに家では勉強しなかった。でも、授業に出ているあいだに、自然に英語が好きになる。
発音記号のこと、英語、米語の違いをていねいに教えてくれたのは、この先生だけだった。
日本語の母音はアイウエオ。
英語の母音はアだけでも何種類かのアがある。このすべてのアの発音を聞き分けることができないと、英語を正確に聞きとることはできない。
たくさんの母音がある。先生は違いを説明し、発音をする。
どう発音するのかも説明してくれた。
発音の違いをマスターはできなかったが、違いがあるということがわかった。
こんな大切なことを、中学、高校、大学の先生は教えてくれなかった。
苦手というより、大嫌いだった。
高校からだ。
小学校2年生。元フライトアテンダントの家へ英語を習いにいく。当時、フライトアテンダントはスチュワーデスと呼ばれていた。
3年間通った。何も身に付かなかった。
ある日、先生の都合が悪く、ご主人が英語を教えてくれた。
いつもの先生(奥さん)が帰宅して、彼女にバトンタッチをするときに言った。
「お前、何教えてんだ。なんにもできるようになってないじゃないか」
何となく、自分が怒られているようで、子ども心にも恐縮した。
その通りだった。
すでに数年通っていたが、アルファベットが書けて、My name is しか言えなかった。
母親はいろいろな塾、習い事に通わせたが、塾の中身、質はよくわからない。確認もしなかった。
まあ、それはそれでいい。話を先に進めよう。
小学6年から通った地元の進学塾。小学6年から、中学1年の英語の教科書を使って勉強した
コノリー先生という、若いイギリス人。日本語ペラペラ。今思うと、ハーフの方だったのだろう。
めちゃくちゃ教え方がうまかった。
そして、なぜかよくほめられた。
「これはエクスクラメーションマークというのよ」
先生が質問したので、その言葉をメモした。
先生が大きな声で言った。
「みんな見て。○○くんは、今の言葉をきちんと教科書に書いているよ。こういうやる気のある姿勢が素晴らしいのよ。勉強ができるようになるのよ」
こんな感じで、毎回、毎回ほめられる。気持ちよくなって、家でもよく勉強した…というのはうそ。さすがに家では勉強しなかった。でも、授業に出ているあいだに、自然に英語が好きになる。
発音記号のこと、英語、米語の違いをていねいに教えてくれたのは、この先生だけだった。
日本語の母音はアイウエオ。
英語の母音はアだけでも何種類かのアがある。このすべてのアの発音を聞き分けることができないと、英語を正確に聞きとることはできない。
たくさんの母音がある。先生は違いを説明し、発音をする。
どう発音するのかも説明してくれた。
発音の違いをマスターはできなかったが、違いがあるということがわかった。
こんな大切なことを、中学、高校、大学の先生は教えてくれなかった。