中学に入学するとき、塾では中学1年の英語の内容が終了していた。
中学校の英語のテスト。毎回満点。
英語は苦手という意識はなかった。
まあ、最初はabcd…なので、みんな満点だったということもある。
その後、中学2年、3年と学年が進むにつれて、周囲の何人かのクラスメートが少しずつ英語を嫌いになっていく中、ぼくの快進撃は続いた。
中学3年で英検3級も取得することになる。
地域で偏差値が一番高い公立の進学校に進んだ。
入学式までのんびりしようとしていたら、春休みの宿題が送られてきた。
英語の小冊子を暗記せよとのことだった。
200以上の英語の例文がならんでいる。
「さて、どうしたものかな...」
暗記が大嫌いだった。
宿題の冊子には、単純な文が羅列している。無機質な意味のない文。そんなものを暗記することはできなかった。
「宿題をしなければならない」
気にはなったが、まじめに一文ずつ暗記する気力がおきない。
そんなある日、読んでいたマンガ少年ジャンプの最後のカラーページで大発見をした。素晴らしいものを見つけた。
「受験勉強に最適。アルファー波を活用した暗記マシーン。これであなたの成績も…」
すなおな中学卒業したての少年は、その広告を信用して、さっそく注文をした。
2週間の春休み。
何もすることなく、1週間が経過。
後半になって、ようやくその秘密兵器が届いた。
「よし、いっちょやったるか。これで一瞬のうちに宿題完了だ」
意気込んで勉強机の前に座り、暗唱用の冊子を広げける。
暗記マシーンのヘッドフォンをつける。手前には小型マイクがついている。
自分で暗唱したい文章を読む。それがマイクを通して耳から聞こえる。
機器のスイッチを入れると、アルファー波を活性化させる音が、定期的に聞こえてくる。
「トゥー…トゥー…」という感じだ。
さて、効果は ?
残念なことに、あまりなかった。
まったくなかったかもしれない。
この機械で暗唱しようとしたが、特にスラスラ覚えられるという感覚はなかった。
休みの残りは数日。
「やばいな…」
はじめの30までの構文のみを暗唱し、高校の入学式を迎えた。
開始早々の確認テストで、いきなりのスタートダッシュ…
後方へだったが…
中学校の英語のテスト。毎回満点。
英語は苦手という意識はなかった。
まあ、最初はabcd…なので、みんな満点だったということもある。
その後、中学2年、3年と学年が進むにつれて、周囲の何人かのクラスメートが少しずつ英語を嫌いになっていく中、ぼくの快進撃は続いた。
中学3年で英検3級も取得することになる。
地域で偏差値が一番高い公立の進学校に進んだ。
入学式までのんびりしようとしていたら、春休みの宿題が送られてきた。
英語の小冊子を暗記せよとのことだった。
200以上の英語の例文がならんでいる。
「さて、どうしたものかな...」
暗記が大嫌いだった。
宿題の冊子には、単純な文が羅列している。無機質な意味のない文。そんなものを暗記することはできなかった。
「宿題をしなければならない」
気にはなったが、まじめに一文ずつ暗記する気力がおきない。
そんなある日、読んでいたマンガ少年ジャンプの最後のカラーページで大発見をした。素晴らしいものを見つけた。
「受験勉強に最適。アルファー波を活用した暗記マシーン。これであなたの成績も…」
すなおな中学卒業したての少年は、その広告を信用して、さっそく注文をした。
2週間の春休み。
何もすることなく、1週間が経過。
後半になって、ようやくその秘密兵器が届いた。
「よし、いっちょやったるか。これで一瞬のうちに宿題完了だ」
意気込んで勉強机の前に座り、暗唱用の冊子を広げける。
暗記マシーンのヘッドフォンをつける。手前には小型マイクがついている。
自分で暗唱したい文章を読む。それがマイクを通して耳から聞こえる。
機器のスイッチを入れると、アルファー波を活性化させる音が、定期的に聞こえてくる。
「トゥー…トゥー…」という感じだ。
さて、効果は ?
残念なことに、あまりなかった。
まったくなかったかもしれない。
この機械で暗唱しようとしたが、特にスラスラ覚えられるという感覚はなかった。
休みの残りは数日。
「やばいな…」
はじめの30までの構文のみを暗唱し、高校の入学式を迎えた。
開始早々の確認テストで、いきなりのスタートダッシュ…
後方へだったが…