たびびと

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ごろあわせ

2012年09月23日 | 語学の旅
楽しみにしていた高校での英語の授業。
授業は退屈。というよりも、先生の説明がよくわからない。

こんなことは中学の授業ではなかった。どの授業も、先生がわかりやすく教えてくれた。

「何でこんなに先生の説明がよくわからないのだろう…」
急に頭が悪くなったのだろうか。

英語だけではなかった。
他の教科でも同じような傾向だった。

授業がよくわからなくなったことだけではない。びっくりしたのはテスト結果だ。
中学では、授業中のことをしっかり覚えておけば、定期テストで100点だった。
そもそも、家であまり勉強しなくても、授業中にほとんどの内容を自然に覚えることができた。

高校最初の中間テスト。
得点率は50%。
ちなみに中学では、毎回90%以上の高得点。

低い得点の理由は簡単。
授業で勉強していなことばかりが出題されたからだ


教科書だけでなく、自分で実力をつけるための勉強をしなければならないことがわかった。
参考書を購入。文法、英文解釈、英単語、熟語、構文…何冊もの本が本棚にならぶ。
未知の単語。すごい量の練習問題。

地道に勉強をしていくと、少しは偏差値が上がる。でも、常に何かが重くのしかかる。

勉強が好きになれなかった。たくさんのことを意味なく暗記することに。
大学に合格するだけのために、苦手な暗記をする気になれなかった。

まわりのふつうの高校生と一緒。
「将来に何か大きなことをやりたい。そのために大学に行くんだ」
こんな高い目標、野望のようなものはなかった。


そんなある日、家にダイレクトメールが届く。

「スーパーパワー英単語。これであなの英語の偏差値は急上昇。誰でも、すぐに一流大学合格レベルの5000語の英単語が覚えられる…」

「こりゃすごい」
すぐに飛びついた。

勉強に関する費用(書籍、教材、塾等)を母は何でも支払ってくれた。




購入して一ヶ月。クラスの中の数人が、その教材を持って、教室で単語の暗記をしていることに気づいた。
「どうそれ ?」
「うーん…」

買ったのでとりあえず使っているという反応。
広告の体験談、喜びの声は事実とは少し違っているようだった。

この教材の「うり」は何だったのか。
ごろ合わせで単語の意味を暗記していくことだ。

Pariah (名詞) のけ者
を例にとる。

「パーの荒井はのけ者だ」
というようにして覚えていく。

途中で挫折。数万円を無駄にした。


こんなことではメゲない。
「楽をして偏差値をあげる」というぼくの挑戦はまだまだ続く。




多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
応援のクリックをどうもありがとうございます。

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