たびびと

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空港職員不在

2012年09月07日 | ペルーの風
ジープを降りて、空港内に向かう。
地方にある小さな空港。建物全体が見渡せる小規模な施設。学校体育館の同じ程度の大きさだ。


速足で歩きながら、ノエリアが言う。

「まずは、首都リマからくる飛行機が無事着陸することね。そうすれば、飛行場の状態が問題なしということで、空港閉鎖は解除され、ここフリアカからリマへのフライトも運行されるはずよ」

後方を見ると、ジープが駐車場から去っていく。

ノエリアは、ぼくたちの搭乗確認ができるまで、一緒に待機してくれるという。
空港駐車場は見送り専用。長時間待つことになるジープは、駐車場外へ移動しなければならなかった。


今日も離着陸禁止の状態が続き、リマへの便が運行中止の場合どうなるのか。

フリアカから一番近いアレキパの飛行場までジープで移動することになる。
数時間かかるので、リマ行の便に乗れるかはわからない。チケットがゲットできるかも不明だ。

最悪は、プーノの街に…




空港内に足を踏み入れる。たくさんの人だ。
様子をうかがうと、ほんんどの客はTACAのチェックイン手続きをしていることがわかった。

「今日のTACAのフライトはなく、明日からの予定と言っていたけど…」
LAN航空のお偉いさんエンリケの情報はガセのようだった。

ラテン人なのでこのくらいのことでは驚かない。


とりあえず、LAN航空カウンター前にボストンバック2つをおく。
手前には、4つの大きなスーツケース。先客がいた。わずか数名ではあるが…。


カウンター前に大きな貼り紙がしてある。

「今職員は留守にしています。御用の方はこちらの番号へ」

LANが運行するかはわからない。
すでに空港に到着している何人かの人が携帯でLAN空港へ電話をしている。

「つながなないよ。さっきから何回もかけているのにね」
ノエリアとぼくの存在に気づいたペルー人男性がぼやいた。

ノエリアも電話をする。

つながらない。


ミッキーツアーがペルーでの旅行をアレンジしている。ノエリアは会社のリマ本部に連絡をすることにした。
本部はLAN本社と連絡がとれているらしい。

緊張してノエリアの電話を聞いていた。

本社の指示は、
「現在地のフリアカ空港で待機」
だった。





多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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