たびびと

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通訳開始

2012年09月13日 | ペルーの風
ノエリアは説明を続ける。


リマから日本までのアメリカン航空のチケットは、LAN航空が発券している。

LANの職員がノエリアに伝えた。
今いるフリアカから首都のリマ、首都リマから日本までのチケットは連動している。
もしフリアカからリマまでTACAで移動をして、LANを利用しないと、予約システムの連動がおかしくなるり、首都リマから日本までのチケットが発券できない可能性がある。

でも、今はそんなことを言っている場合じゃない。私の経験から、首都で日本までのチケットが発券できない可能性は少ない。

問題は、彼女たちの、首都リマから日本までのチケットの日程変更。
空港閉鎖によりLAN航空が運行停止をした。リマから日本までのアメリカンのチケットはLANにより発券されている。だから、リマに着いたら、アメリカンではなくLANのカウンターで日程変更の相談をしなければならない。

LANが責任を持って解決する義務がある。


「これを伝えてほしいのよ」
「了解、了解。じゃあ行こうか」

2人で、彼女たちが座っている席まで移動した。


「こんにちは。彼女に通訳を頼まれたので、説明しますね」
「どうもありがとうございます」

2人の日本人女性は笑顔で言った。
一人は大きなサングラスをかけている。どこかの芸能人が顔をかくすような格好だった。まさかね…。


ノエリアがスペイン語で話す。
訳して日本語にしていく。
さっき状況を確認したので、説明は問題なかった。

「おふたりは、リマまで、昨日のチケットを持っていますよね。ところが、今日のLAN航空全便は全て満席です。だから、今キャンセル待ちをしています。

でも、ここ数日の空港閉鎖で、たくさんの人がキャンセル待ちをしています。このままLANを待っていても、多分搭乗するのは難しいです。

今、TACA航空がリマまで運行するけど、これにはまだ、わずかですが座席がります。お金を払わないといけないけど、これなら間違いなくリマまで行けますけど、どうしまかってノエリアさんが言っています」

「えっ追加料金ですか。待っていても空きがないんですか」
彼女たちはぼくに怒る。

「そ、そんな、ぼくに言われても。ただ通訳しているだけですから…」
心で思うが、とても口にはできない。

彼女の質問をノエリアに伝える。

「リマまで約150ドルです。結構な追加料金です。でも、既にリマに移動する日が遅れています。キャンセル待ちの可能性はないから、確実にリマまで移動できるTACAがいいと思いますよ」
ノエリアのスペイン語を日本語にする。

2人は何やら相談している。
結局、
「仕方ないねー」
で一致した。

「わかりました。TACAにします」


ノエリアが説明を続けた。
「リマに着いてらかのことだけど、LAN航空のカウンターで、アメリカン航空のリマから日本までのチケットの日程変更を頼んでみてくれる。

アメリカンのチケットだけど、販売したのはLANなの。だから、今回の遅延に対する変更の責任はLANにあるの。LANがその手続をしなければならないの」

彼女たちは了解した。





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