先日 習字教室で 先生がわたしに
「ちょっと聞きたいんだけどな こどものころ マツミドリを
山で採って食べなかった?」といわれるので
「はいはい!たべてましたよ、ガムみたいなのでしょ?」と。
「この前 別の曜日の教室で 子どもたちが 先生は子供のころ
どんな遊びをしてたん?と聞くから 男の子も女の子もみんなで
山へ行って くすだま鉄砲や 杉鉄砲を作ってあそんだり
マツミドリを食べたりしたよ」というと 子どもたちは
どれひとつ知らず 中でも 食べ物のマツミドリって何?というので
そういわれれば 説明が難しく スマホで検索すると出て来ない~
この辺りの方言かな?正式名称は何だろうか?と思われ
もやもやしていたそうな。
子供がほとんどの習字教室ですから 先生とおなじ世代は
私のほか いないからね。
「松の木に寄生している宿り木の実で 口に入れて噛んでいると
ガムみたいに噛めるのよね。昔は 飴玉やせんべいはたまに買って
くれても ガムは買ってもらえなかったから そんな物を噛んでたのね」
と そこも共通のこと。
先生は 私より2歳くらい年上で 妹さんがわたしと同級生。
育った環境は よく似ています。
スマホで検索すると 松緑というと 松の新芽のことを言う
という情報しか出てこなくて 「松の実 ガムみたい」と入れると
出て来たのが ↓この記事でした。
相当古い記事で 今は更新されていないブログで いちおう
コメントでお断りしてはおきましたが
了承のないまま 記事をお借りしています。
本名は 「マツグミ」と呼ぶのだとわかりました!
先生のスマホに転送すると 「ああ これこれ!助かったわ」と
よろこんでくれました。
子供時代 山で遊んで こんなのを口にされた経験 おありの方
いらっしゃるかしら?
昭和40年くらいまでのことかな。
昭和50年代以降になると だんだんテレビゲームなどが流行して
田舎の子でも あまり野山で遊んだりしなくなりましたからね。
そのころ この辺り一帯は マツクイムシによる 松枯れ病で
あちこちの山の松の木が枯れてしまい
松茸も採れなくなったので いまは マツグミも
見つけるのが難しいかな。
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松緑
私には???の世界です
お山育ちの主人に聞いてみました
「そうそうあったあった」って
名前はなんて言ってたの???
「忘れた」
「松緑?」いや 「まつグミ」そうかも・・・
でもあえて名前で呼ばなかった
小さい実なので皮は剥けずそのまま口の中で
嚙んでいる間に皮だけ後から吐き出していたそうな
私には説明を受けても
見た事のない植物 「ふ~ぅん」てな感じでしたが
何だか戦後の昭和の子どもの姿が想像できました 笑
ありがとうございます(笑)
贅沢な甘いものなど自由に買ってもらえない時代 こういうものでも
楽しみだったのです。
子どもたちだけで いろいろ工夫して 遊んだり野山の恵みをとって食べたりして
日が暮れるまで遊んだ知恵が 今 役にたっていますよ。
私たちは「やどり」と呼んでいましたが、本名はマツグミと言うのですね。
松の木にヤドリギがあると嬉しかったです。
子供の頃は今みたいにお菓子がなかったので、田舎の子供たちのいいおやつでした。
そうですよね。
こういう遊びが 安全なものと危険なものをかぎ分ける力となったのでしょうね。
調べてみると 地方によって呼び方がいろいろあったようですが
松みどりという名前は 出て来ませんでした。
やどり。。。それはなかなか的を得てますね。
食べてきたつもりですが『マツグミ』は知りませんでした。
同じく野生児育ちの夫にも見せましたが 食べたことがないと言います。
松に宿り木として寄生し ウィキの写真では赤い派手な実を付けていますので
あれば見ているはずなのに 知りませんでした。
この実は降圧効果もあると書かれてあり 漢方薬の働きもするんですね。
過去には店で売っていた時代もある と書いてありました。
本州は富山県以南の四国・九州に分布していると書いてあります。
いや~食べてみたい 小鳥に種を運んでほしいです。
赤松が生えていて 松茸が採れたりしていた山であれば 見つかる気がしますけど。
まあ 何でもおいしものを自由に食べられる今の時代に 食べてみても
美味しいとは 思わないんじゃないかしら。