Sketch of the Day

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護美箱としての公園

2005-06-06 | Japan
Monday, June 6, 2005
*「公園計画論」講義7週目
日本の公園計画の史的発展過程について、「ゴミ箱としての公園」(都市活動の外部不経済を内化する装置としての公園)という視点から概説。公園に投げ込まれる「ゴミ」の多様化、多様な「ゴミ」を受容するパッチワーク・システム、「ゴミ」の分別収集による公園の高次機能の獲得等について試論を展開。史的事実とその評価(論)を区別して説明するのが結構たいへんである。でも、事実・一般論だけの講義というのは、学生が自分で教科書を読めば事足りるはなしなので、絶対にやらないことにしている。そもそもこっちが退屈するし。教科書的文献はあらかじめ読んでいることを前提に授業を進めることを学期初めに学生には断ってある。そのうえで、現行の計画論の問題について考えるような授業でないと大学でやる意味がない。(と思う)

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2 コメント

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Unknown (ゴトウ)
2005-06-07 10:12:36
最近の詐欺のダイレクトメールに記載されていた架空会社の住所をたどっていったら、とある公園にたどりついた...

といったテレビニュースがあった。



公園の利用価値はいろいろ有るもんなんですね。
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書き込みありがとうございます。 (スコどの)
2005-06-07 23:11:40
公園って「0」記号みたいなもんだと思ってます。数字の書いてあるピースをスライドさせて順番に並べるパズルがありますよね。ピースを動かすには、一枚分だけ空いたスペースが必要なわけですが、まさにアレですね。公園って。自立的になんか意味を持ってるような顔してますが、ホントの意味は使い手が、都市が決めるんですね。
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