19日に記者会見した山下市議によると、懇親会は社会人サッカーチームの祝勝会で、4月5日に市内のホテルで開かれた。約20人の参加者が三つのテーブルに分かれて着席し、酒も飲んだが食事以外はマスクを着用していたという。

 同月20日、懇親会で山下市議と同じテーブルだった参加者の感染が判明。市が感染経路の追跡調査を始めたが、山下市議は懇親会から半月経過していること、参加者の職場や家族などのプライバシー保護の理由から、参加者名簿の提出に難色を示した。市議会議長から再考を促されたため対応をチーム代表者に任せたが、結果的に参加者名簿は提出されないままで、市が追跡調査できたのは7人ほどにとどまった。

 山下市議は「適切に対処してきたが、他にできることがあったのかもしれない」と釈明したが、謝罪の弁はなかった。

 山下市議は同月14日、懇親会とは関係なく感染した親族の接触者として検査し、感染が確認されている。【綿貫洋】

佐世保市議が感染経路の調査を拒んでいました。

理由はプライバシーの保護だそうです。

 

感染経路を明らかにし、濃厚接触者が次々と感染を広げない為には調査に協力すべきです。

法改正が無意味だったのかと思ってしまいます。

その法改正はこちら ⇩

改正コロナ特措法とは……感染者の入院拒否・虚偽報告に過料も [医療情報・ニュース] All About

保健所による感染経路を割り出す疫学調査に、正当な理由なく応じなかったり、虚偽の申告をしたりした場合には、30万円以下の過料が科される

プライバシーの保護が正当な理由だというなら多くの人が拒否してしまうでしょう。

市民に率先して協力をお願いする立場の人がこれでは感染を食い止められないのも無理ありません。

 

では今回に感染拡大について時系列でみてみます。

4月5日に約20人の懇親会が開催。

4月20日に懇親会で山下市議と同じテーブルの人物の感染が判明。

4月14日に山下市議の感染が判明。(山下市議の親族が感染した為)

 

これらの事から色々な可能性を考えてみました。

4月3日に山下市議が親族と会食し感染。

4月5日に山下市議が感染を知らずに懇親会に参加。

4月19日までに同じテーブルの人が体調不良、その後検査をして20日に感染が判明。

こんな可能性はありませんか?

無理やり山下市議を悪者にしているって?

そうかもしれませんね。。。。。

 

感染力が強いのは症状が出る2日前からと言われています。

そして急激に症状が出る人と、普通の風邪症状から始まる人や無症状の人もいます。

感染源になった自覚がない人もいます。

ですから感染を断つ為には経路調査に協力するべきで、

市民全員にPCR検査をするよりもずっと効果的だと思います。

 

因みに経路追跡の為に多くの自治体では施設利用前にQRコードで登録する仕組みがあります。

これは自由意志ですが、登録を義務付ければ経路も追跡しやすいと思います。

日本では様々な工夫、アイディアがありますが、自主性に任せて強制力がありません。

(巨額の資金投入をしたCOCOAも不具合が判明したり、登録者が伸び悩んでいるようですが)

折角の仕組みをもっと有効に使う工夫を施設側も、そして市側も考えて欲しいです。

 

話が逸れてしまいましたが、率先すべき市議がプライバシー云々で聞き取りを拒否とは呆れますし、

これは市議個人の問題で終わらせず、市議会でも厳しく追及してもらいたいです。