
海上保安庁は、尖閣諸島周辺警備の拠点・宮古島(沖縄県)に常駐する海上保安官の訓練態勢を強化する方針を固めた。
2019年度中に、離島では初の射撃訓練場を整備し、領海侵入した中国漁船の乗組員を想定した制圧訓練も行う予定。尖閣諸島国有化から11日で5年を迎えるが、領海侵入は後を絶たず、同庁は「宮古島の保安官の能力向上は最重要課題の一つだ」としている。
海上保安庁によると、尖閣周辺での中国漁船や中国公船による領海侵入は、国有化された12年以降増加。領海侵入した中国漁船への退去警告数は15年にいったん減少したが、昨年は再び増え、104件に達した。昨年8月には、最大15隻の公船と200〜300隻の漁船が尖閣周辺に押し寄せた。
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宮古島に海上保安官の射撃訓練場が来年度中に整備されます。
これも尖閣諸島周辺に中国船が漁船も含め多数侵入しているからでしょう。
今のスピーカーでの呼びかけでは効果がないという事です。
あんなことをしていたら、舐められるだけです。
昨日は宮古島市議の自衛隊員への差別発言が明かになりましたが、
海上保安官の射撃訓練場についての考えを聞きたいものです。
射撃訓練場を宮古島に置き中国に見せつけるのは良い事ですが、
保安官で中国海警局の武装船に対応できるのかと思いますし、
度重なる領海侵入を許し、それでも及び腰の日本政府の対応にも疑問があります。
尖閣諸島が日本領だと言うのなら、領土問題はないと言うのなら、
政府はなぜ毅然とした態度を取らないのでしょう。
なぜ尖閣周辺への石垣島などの漁船を排除するのでしょう。
中国船とのトラブルを避けたいのなら、巡視船が日本の漁船を守ればいいだけです。
それを日本の漁船までも排除するのですから、中国の反発を恐れているとしか思えません。
それは中国の圧力に屈したという事で、このままだと領土を守り切れないでしょう。
自民党が政権奪還する直前の政策集では尖閣諸島の公務員常駐に言及していました。
ここでは「公務員の常駐」との表現でしたが、中国が武装船まで出動させているのですから、自衛隊の常駐も視野にあったと思います。(2012年も2014年も同じ文言です。2014年はP90-381)
132 尖閣諸島の実効支配強化と安定的な維持管理
わが国の領土でありながら無人島政策を続ける尖閣諸島について政策を見直し、実効支配を強化します。
島を守るための公務員の常駐や周辺漁業環境の整備や支援策を検討し、島及び海域の安定的な維持管理に努めます。
http://jimin.ncss.nifty.com/2014/political_promise/sen_shu47_j-file_1210.pdf
http://www.sankei.com/politics/news/170327/plt1703270030-n1.html
領土は他国に占拠される前に守り抜かねばなりません。
占拠されてからでは取り返すのは困難です。
武力で占拠されたら、武力でしか取り返せません。
話し合いで取り返そうと思えば巨額の税金を差し出す必要があるでしょう。
左翼たちは何かといえば、話し合いで解決と主張しますが、それは何を意味するのか考えるべきです。
宮古島に射撃訓練場を整備するのは一歩前進ですが、まだまだです。
この程度では中国を怯ませることは出来ません。
相手はならず者国家です。
ならず者として確たる戦略を立てているでしょう。
勿論日本の法律、憲法まで熟知している筈です。
日本は領土を守る為、法整備をし場合によっては憲法を変える方法も取るべきです。
領土を取り返す事の困難さは竹島や北方領土でわかっている筈です。
竹島や北方領土の二の舞にならない為に、余計な配慮は不要という認識を持ってもらいたいです。
火事場泥棒という言葉がありますが、朝鮮有事で尖閣周辺が手薄になった時が危ないです。
その時に備えても先手を打ってもらいたいです。
↓ 尖閣警備に最大級巡視船3隻目の新造方針 海保概算要求 2017.8.29 産経より抜粋
尖閣警備のほか、原発でのテロなどにも対処する1千トン型の大型巡視船も新造
ヘリ搭載6500トン型は28年度補正予算と29年度予算で1隻ずつ新造が決定し、
28年度補正予算のヘリ搭載6千トン型とともに順次、建造。31年度以降に就役する予定で、
海保は専従体制と組み合わせて運用する方針だ。
担当者は「全国からの巡視船派遣を減らし、余力を生むことができる」 ← ここまで
> 「全国からの巡視船派遣を減らし、余力を生むことができる」
本来の機動力を発揮できる環境整備で、業務体制があるべき姿への完成形を目指してほしいです。
「公務員の常駐」 とても大事な事と考えますし、それに伴う選挙権での真っ当な議員選出も複利的に、
出てくればいいと思います。
景気回復ペースが鈍化していると言われている安倍政権ですが、領土保全の為の政策は着々と進められていると感じます。
ですが侵略される危険性が一番高い尖閣をどうするのかと言えば、中国の反発を恐れているのか、本気を出しているとは思えません。
一旦上陸されたら、容易に奪還できないのはわかっている筈なのに、巡視船での緩い対応は理解できません。