中国船によるサンゴ密漁が2014〜15年に頻発した東京・小笠原諸島で、密漁船が海底に放置したとみられる網に、日本漁船の釣り針が絡まる被害が14年以降に少なくとも66件起きていたことが、地元漁協への取材でわかった。16、17年度の網の回収事業では約400キロの網が回収されたが、海中には依然として大量の網が残っているとみられ、漁師らは頭を悩ませている。
「いつになったら元の漁場に戻るのだろう……」。小笠原島漁業協同組合(東京都小笠原村父島、組合員数44人)の高瀬吉安副組合長(52)は、海中から引き揚げられた「放置網」を見て苦々しそうに話した。
同諸島付近の水深100メートル以上の海底には、宝飾品となる希少な「宝石サンゴ」が生息。14年9月〜15年1月に、宝石サンゴを狙った中国の密漁船が押し寄せ、ピーク時は日に200隻以上が確認された。
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中国船によるサンゴ密漁事件。
今、思い出しても苦々しいです。
なぜ日本政府はもっと強硬手段を講じなかったのか。
なぜ左翼野党は政府の対応を厳しく批判しなかったのか。
なぜマスコミは大きく取り上げなかったのか。
疑問が多過ぎです。
サンゴは日本の貴重な資源です。
それも根こそぎ盗られて海底は荒廃し、放置された網で真面に漁業出来ない状態です。
すぐに海外はこうだ、ああだという人達。
あのような場合、海外の常識ではどうしたのですか。
拿捕したのでしょうか。
逃げられない様に、射撃も厭わなかったのでしょうか。
では、なぜ日本はみすみす窃盗犯を取り逃がすヘマをしたのでしょう。
それは政府の中国への過剰な配慮ですか。
それとも憲法が立ち塞がったからですか。
未だに政府の対応が解せません。
いつもの抗議や遺憾の意では中国は動かないでしょう。
中国なら、その気になれば政府の命令で漁民は日本近海に出漁できない筈です。
政府は法整備をして罰則を厳しくしましたが、後手後手に回った感が否めません。
あの時の政府の対応が外務省HPに載っています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/c_m2/page3_001027.html
もっと厳しく抗議してもらいたかったです。
そして改善がなければ、何らかの制裁を加えられなかったのかと思います。
今、小笠原の漁民の方々は大層苦労しているようです。
これも政府の無策による被害ですから、何らかの補償をすべきです。