菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、トランプ米大統領が1日に北朝鮮に対して「最大限の圧力という言葉は使いたくない」と話した件に関し、「(トランプ氏は)北朝鮮が行動するまで制裁は解除しないとも発言している。(圧力継続の)基本方針は維持されている」と述べた。
12日の米朝首脳会談を控え、菅氏は「これまで日米で綿密にすり合わせをしてきた方針を維持し、北朝鮮から問題解決に向けた具体的な行動を引き出すべく協力していく考え方に変わりはない」と強調した。
一方、北朝鮮が非核化に応じた場合の経済支援について「拉致・核ミサイルといった諸懸案の包括的な解決なしに、国交正常化はありえないし、経済協力も行わない」と語り、拉致問題解決などが前提だとの認識を示した。*******************************************************************************************************
米朝首脳会談はいよいよ来週開かれる予定です。
当日までどうなるかわからないこの会談。
トランプ氏と金正恩ですから、その日になるまでわかりません。
というか、金正恩のドタキャンはあるようなないような。。。
トランプ氏の発言はどの報道が信用できるのでしょう。
発言の一部を切り取って報道されたら、こちらに真意が伝わりません。
ですから一番信用できるのは彼のツイッターかもしれません。
片や、金正恩の考えはというと、どんな発言をしたのでしょうね。
直接、何か発言しましたか?
にこにこ文大統領と握手したりハグしたり。。。。
でも何か訴えましたか。
核廃棄についてマイクの前で発言しましたか。
文大統領が金正恩の発言を紹介しても、文氏の発言は信用できません。
文大統領はルーピー鳩山のように、相手によって言い方を変える傾向があります。
相手が喜ぶように、そして自分の希望を入り交ぜて発言するので
伝言ゲームの如く、金正恩の発言なのか、文氏の希望的発言なのかよくわからないです。
本当に核廃棄の意思があるのかどうか。
アメリカ政府関係者の意見も微妙に違います。
またトランプ氏の発言も一部を報道されたら真意が伝わりません。
トランプ氏の発言として「最大限の圧力という言葉は使いたくない」があります。
これは、北朝鮮に対して「これからは最大限の圧力はかけず、徐々に緩める」なのか、
北朝鮮が素直に応じそうだから、「もう最大限の圧力はかけずに済むだろう」
しかし、「北朝鮮が応じなければ今まで通り圧力はかける」に繋がるのか。
トランプ氏には圧力を緩めて変な合意をする事だけは止めてもらいたいです。
いい加減な合意をされたら、日本としては「ちょっと待ってよ。」です。
折角制裁を強め、そして軍事攻撃をチラつかせた結果、金正恩が歩み寄ってきたのに。
「ここで緩めたら今までの努力が水の泡でしょう?」と言いたくなります。
いい加減な合意をするぐらいなら、北朝鮮でクーデターが起こった方がまだマシかもしれません。
金正恩が米朝首脳会談でシンガポールに行っている間に不穏な動きがあれば。。。
ま、これはこれで大変な事になるでしょうが。
菅官房長官の「圧力継続の基本方針は維持している」との発言を信じたいです。
12日の会談が終了するまで、疑心暗鬼の塊になりそうです。
これもトランプ氏の性格がもたらしたものであり、だからこそ米朝首脳会談が開催されるとも言えます。
共同宣言を聞いて落胆するか、大喜びするか、どうなる事でしょう。
あと1週間ちょっとです。
安倍総理には直前の日米首脳会談でトランプ氏に日本の立場、希望を伝えてくれると信じます。
そして1日も早く拉致被害者全員を取り戻せる事と期待します。
マティス国防長官の揺らぎない考えに期待したいですが、ポンペオ国務長官はちょっと信用できない部分があります。
それ以上にトランプ氏の最近の発言が以前に比べ後退しているのが気になります。
これが戦略なのか、ノーベル平和賞がチラつき北への厳しい姿勢が揺らぎ出したのか。
変なところで妥協しないでもらいたいです。
また北朝鮮の日本への罵りにもイラっと来ます。
いつもの煽り論調とわかっていても、そんな事言っていたらカネは出さないぞ!!と言いたくなります。
米朝首脳会談まであと1週間切りました。
安倍総理にはトランプ氏に念押しをしてもらい、日本にとって良い話になる様に期待したいです。
まさかと思いますが、悪夢にならない事を祈っています。
金氏が「そのことはよく分かっている」と報道されてます。
しかし、北は「拉致問題は解決済み」として流してます。真意を計るべき事と思います。
「最大限の圧力」の意味する処には、制裁の緩和を優先する動きへの警戒感は持たざる得ない事です。
北朝鮮が非核化を受け入れた場合の経済支援にトランプ氏が「日本」をあげた事からも、
日本の支援がなければ、北朝鮮の体制保証が完全にならないことの裏返しとの意味もあるはずです。
政府は日米首脳会談で、日本人拉致問題を北が「解決済み」と主張してきても、
決して受け入れないよう要請する方針を固めた、とあり、一方で拉致問題が進展ならば、
日朝平壌宣言に基づき国交正常化と経済協力に踏み切る考えを伝えることを求めるとされ、
同様の主旨である包括的解決を下に、河野外相が米国サイドに伝えたとあります。
日米間での構築された方向性が間違っていない事が証明される事にも、いい結果がみたいものです。
この時点で集約された状況でもあり、貴重な機会でもありより有功である事に願いたいと思います。