東日本大震災の被災地のがれき処理を巡り、谷本正憲知事は6日、がれきの焼却灰を埋め立て処分する際の放射性物質の基準が、従来の原発解体関連の廃棄物の基準よりもはるかに高いことを挙げ、「ダブルスタンダードではないか。これでは住民は納得しない」と語り、不信感をあらわにした。【横田美晴】
環境省は震災がれきの焼却灰などを、一般廃棄物として自治体が処分場に埋め立てる際の基準を、放射性セシウム1キロ当たり8000ベクレル以下とした。しかし、原発を解体する際に発生する廃棄物についての従来の基準は同100ベクレル以下。このため、基準の曖昧さを不安視する声が全国で上がっている。
原発事故以来、政府は基準値を
暫定基準値と言い、都合よく引き上げています。
原発事故前は、放射性セシウムなら100ベクレル/kg以下は一般廃棄物で埋め立てる事が出来ました。
ところが事故後、8000ベクレル/kg以下を埋め立て可能と言っています。
これは以前なら放射性廃棄物として処分方法に制約があったはずです。
谷本石川県知事はその事を6日前の県議会で
「ダブルスタンダードだ。住民は納得しない」と言ったのです。
これは当たり前の考えです。
これこそ住民の立場に立って物事を考えていると言えるでしょう。
石原都知事や橋下市長は受け入れ表明し、反対運動の市民を批判していますが
都民や府民の皆さんはこの事に納得できているのでしょうか。