来年2月開幕の北京冬季五輪・パラリンピックをめぐり、政府は開会式などに合わせた閣僚の派遣を見送り、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長を派遣する方向で調整に入った。政府関係者が明らかにした。「外交的ボイコット」を表明した米英両国などと足並みをそろえる。

 政府は山下氏に加え、スポーツ庁の室伏広治長官を派遣するかどうかを検討。北京五輪に先立ち開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長を使節団として送る選択肢も浮上している。

 岸田文雄首相は10日の参院本会議で、北京大会に向けた政府の対応について「適切な時期に国益に照らして自ら判断していきたい」と述べている。

中国の人権弾圧、ジェノサイドには何らかの抗議をするべきです。

既にアメリカや英国、豪州、カナダが政府高官の派遣見送り、外交的ボイコットを表明しています。

これに対して中国は「招待もしていないのに何を言っているのか」みたいな事を言っています。

では日本はどうなのでしょう。

恐らく招待をされている様ですから、誰も派遣しなければ無礼だ、恩を仇で返した、

と中国は激怒しそうです。

確か、頭を割って血を流すだろうと、恐ろしく下品な脅しの言葉を発した事もありましたから、

もっと酷い言葉を発し、何らかの報復をするでしょう。

 

だからと言って、中国の悍ましい人権弾圧を見過ごす訳にはいきません。

民主主義国家として中国には何らかのペナルティを与えねばなりません。

観測気球なのか、政府関係者の話として複数の名前が挙がっています。

山下日本オリンピック委員会(JOC)会長。

室伏スポーツ庁長官。

そして新たに橋本東京オリパラ組織委員会会長の名前も。

それぞれトップです。

東京五輪の際には中国は体育総局局長が派遣されています。

閣僚級だそうですがかなり下部だとか。

ですから派遣するなら山下さんよりも下の人でないと抗議になりません。

 

優柔不断の性格が出てきたのか岸田さんはいつまで時間稼ぎをするのでしょう。

日本は尖閣でも中国に抗議をしないといけない立場です。

山下さん、室伏さん、橋本さんよりも下の人でないと意味ありません。

決断を遅らせれば、それだけ中国の人権弾圧を深刻に考えていないのかと思ってしまいます。

多くの命が掛かっているジェノサイドですから、もっと強い意志を示してもらいたいです。

 

日本には拉致問題があります。

これも人権弾圧との言える案件です。

拉致問題解決にも多くの国の首脳の賛同が必要です。

一国だけの声では効果が少ないです。

ウイグルや南モンゴルやチベットの人達の人権弾圧に抗議する為に日本は率先して声を上げ、

そしてその姿勢が拉致問題解決の切っ掛けになるように祈ります。