十割手打 そば処 百百百百@彦根市鳥居本町:十割もりそば挽きぐるみBセット&桜海老と野菜のかき揚げそばCセット

近頃ちょっと気になっていた古民家系のお店にハツホー。
百の字四つで「どどもも」と読むそうな。
元々の家屋が「百々家住宅」なので、店名はこれに由来するものと思われる。
店舗横と裏側は駐車場になっており、昔使われていた思われる行火がリアルに放置(保管?)されていた。
店内、基本はテーブル席。奥に見える畳の間では正座か胡座で座ることになる。
厨房側と客室を隔てる廊下。右に見える襖の窓部に見える細やかな木の装飾などに、日頃から手入れを怠らず、マメに埃を落としている様子が窺える。
蕎麦は全て十割の手打ちで、蕎麦の実を黒殻ごと石臼で挽いた「挽きぐるみ」と、黒殻を剥いて丸抜きしたものを石臼で挽いた「丸抜き」の二種を選べる。
さらに「本日の気まぐれ蕎麦」を加えた「3種食べ比べ」が一番狙いだったが、あいにくこの日はすでに品切れだった。

で、アレコレ迷ったのち、私は「桜海老と野菜のかき揚げそば」を「丸抜き」のCセットで、同行者は「挽きぐるみ」のもりそばをBセットで注文。
お品書き冊子はさらに、製粉の工程を写真付きで紹介し、
さらに、手打ちによる製麺の工程も写真付きで紹介している。
また、蕎麦の産地は店内壁面に掲示。この日の挽きぐるみには滋賀県伊吹の在来種、丸抜きは福井県大野の在来種、売り切れだった「本日の3枚目」には宮崎県椎葉村の在来種とのこと。
(ちなみに、農作物としての蕎麦は、『在来種』と『改良種』に分けられ、在来種は、その土地に長い時間をかけて根付いた品種。一般的に風味や香りが強く、お蕎麦らしさを味わうことができる。一方、改良種はその名の通り、在来種を改良したお蕎麦。栽培を行いやすくしたり、収穫量を増やすといった効果があるため、昔から行われてきた。今、日本で収穫されるソバの多くは改良種だそうな。【https://sobar.jp/2017/06/04/%E3%81%8A%E8%95%8E%E9%BA%A6%E3%81%AE%E5%9C%A8%E6%9D%A5%E7%A8%AE%E3%81%A8%E6%94%B9%E8%89%AF%E7%A8%AE/より引用】
しばし待つのち、最初に運ばれて来たのは同行者注文Bセットの養老山麓豚角煮丼と蕎麦豆腐。この豚角煮丼を後で少し味見させてもらったら、コレが出色モノに美味!
続いて私が注文したCセットのそば団子・出汁巻玉子、蕎麦豆腐が登場。そば団子はアツアツで、早めにお召し上がりくださいとのこと。二種のくるみ味噌でいただく。
そしていよいよ挽きぐるみのもりそばが出来上がって来る。
続いて、桜海老と野菜のかき揚げそばもやって来て、注文内容全品到着完了。やって来た途端に揚がったばかりの桜海老のカホリがぶわっと華やかに迫って来るのにチョット驚き!
丸抜きの蕎麦は、かなりの細麺。ビシッとコシがキマっており、香り•味わい、いずれも素晴らしい。また、麺線も結構長めで、啜り込み感•喉越しも存分に楽しめる。さらに香ばしく揚がった桜海老唐揚げのクリスピー感とぶっかけだしが織りなす口中の楽しさ。
また、お店でいただく蕎麦にはともすれば麺量が少なめに感じることがあるが、このお店は大盛りを選択せずとも十分な麺量がある。
〆の蕎麦湯も、どろっと濃ゆぅ〜いもので、麺を平らげた後の出汁に合わせて美味い美味い。調度品等を含めた店内の雰囲気、丁寧にもてなしていただく接客、何より注文したものが美味しい。ココはまた、是非再訪したい。

十割手打 そば処 百百百百そば(蕎麦) / 鳥居本駅
昼総合点★★★★ 4.5

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