認める、任せる、褒める

2008-11-13 | 社労士日記
今日は久しぶりの快晴・・・雲ひとつない澄んだ青空

バスに乗っていても、歩いていても、ついつい見上げて

こんな日は地下鉄の移動がもったいない感じ



先日のカンブリア宮殿、障害者雇用の回では、人間の4つの幸せのうち3つは仕事を通して得ることができ・・・

  「人に褒められること」 「人の役に立つこと」 「人に必要とされること」

というのは労働者としての視点ですが

逆に経営者としての視点でいえば・・・という記事があったのを思い出したので


***** 日経夕刊(6/30)「あすへの話題」より ここから *****
『経営の真髄』

「試合に出て勝つ」。左ひざに深刻な故障を抱えるプロゴルファーのタイガー・ウッズは周囲が止めるのを振り切って、今月の全米オープンに出場、プレーオフの末、優勝した。中継をみながら、苦痛を乗り越え、プレーに集中する精神力に感嘆せざるを得なかった。「歯が痛い」「頭痛がする」など人間は体の不調に意外なほど弱い。大企業のトップであっても体調がすぐれなければ、経営判断に支障をきたす。人間はやはり天下国家より我が身が大切な動物なのだ。だが、ウッズのような強い精神力とそれを支える強じんな肉体を持てば限界を突破できると、勇気づけられた。

経営とは会社の持つ資産を活用して成果を出すことだ。資産には設備や工場のような有形資産と人材、ブランドのような無形資産がある。設備は人の求めるままに動くが、人材は必ずしも意のままに、合理的に動くわけではない。経営者はそうした人間の非合理性、不可解さを知らなければ成果を出せない。経営の真髄は人をどう動かすかにかかっている。私が心がけているのは「認める」「任せる」「褒める」の三段階だ。人間はこの三段階がなければ動かない。とりわけ「認める」ことが大切だ。人が疎外感、孤独感を募らせれば、精神は簡単に壊れてしまう。

人は食事で体に栄養を与えるように心にも栄養を与えることが欠かせない。心の栄養とは、仕事、読書、人との交流などを通じて成功、失敗、感動、悲哀など成長の体験を重ねることだ。ウッズの精神力もそうした栄養を与えられ、強くなったに違いない。半年続いた連載の最後に、皆さんに「心に栄養を与える」ことの大切さをお伝えし、感謝の気持ちをこめて筆をおきたい。
(伊藤忠商事会長 丹羽宇一郎)
***** 日経夕刊(6/30)「あすへの話題」より ここまで *****


褒めることは「報酬」として脳が受け止めるという研究記事も以前あった気がするし・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする