壺中日月

空っぽな頭で、感じたこと、気づいたことを、気ままに……

医師の一言

2011年09月18日 00時41分48秒 | Weblog
 ――「ああ今日も生きている」、いや、本当は生かされているのだろうが。生かされていることを神仏に感謝しながら、朝一番に、50℃の白湯を特大の湯飲みで並々一杯を飲む。
 この二週間ほどは、「もうそろそろかな…」、「いやそんなはずはない、まだまだ生きられる」との想いが交錯している。原因は、病院の主治医とかかりつけの医師の一言が、心の片隅に常に引っかかっていたからだ。

 「あなたに最適な抗癌剤の組合せは全てやりました。残念ながらあなたに最適な抗癌剤はもうありません。今日で治療は打切りです。今後は緩和ケアの方へ行って下さい。(余命は)三ヶ月は責任持てますが、それ以上は…」
と、主治医から告げられたのが六月十七日。
 このことを七月初旬に、かかりつけの医師に報告し、セカンドオピニオンを受けたいのだがと相談したところ、たちどころに、
 「セカンドオピニオンをやっても無駄です。あ、それから十月の区の健診の予約をキャンセルにしておきますね」
だと。若いから仕方ないかと妙な納得をする。それにしても「ことばの大切さ」「一言の大切さ」を、医師の先生方にもっともっと考えていただきたい。相手を思いやる心があれば、もっと違う言い方があるはずである。

 その三ヶ月の九月十七日を過ぎ、今、責任の持てない期間に入ることができた。これは代替治療のFを、七月二十日から飲み始めた効果だと思う。
 大阪のY医院のY先生の経験では、
 「163人の末期がん患者にF治療をやったところ、結果として2週間から1ヶ月の間にほぼ100%近いQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)の改善がみられ、さらには癌腫瘍マーカー、LDH等の上昇率の低下および維持を認め、癌に作用していることは確実と思われます。これまでの症例を見る限り、臓器内腫瘍に限って言えばかなりの確率で休眠状態が認められる、と確信しています。Fが血管を通って腫瘍にいくわけですから、血管が通っているところであれば、間違いなく癌細胞に対するアポトーシス誘導を起こすと考えられます。」
とのこと。わたしが今こうして生きていられるのもFのお陰だと確信して……。


      花茗荷 余命三月のその日かな     季 己