夕にも朝にもつかず瓜の花 芭 蕉
朝顔とか、夕顔とかいうような、朝なら朝、夕なら夕の花の落ちついた感じと違って、瓜の花は、何かよりどころなげな味のもので、その微妙なところをつかんだもの。
「夕(ゆうべ)にも朝にもつかず」は、瓜の花の咲くときが、朝とも、夕ともどちらつかずであることをいったもの。
季語は「瓜の花」で夏。「瓜の花」は、真桑瓜(まくわうり)の花をさす場合が多い。「瓜の花」の実際よりも咲くときの方に心を置いたとらえ方。
「瓜の花が、朝ともつかず、夕べともつかず、どちらつかずで咲いている感じは、
まことに落ちつかない感じだ」
室町も昭和も同じ胡瓜咲く 季 己
朝顔とか、夕顔とかいうような、朝なら朝、夕なら夕の花の落ちついた感じと違って、瓜の花は、何かよりどころなげな味のもので、その微妙なところをつかんだもの。
「夕(ゆうべ)にも朝にもつかず」は、瓜の花の咲くときが、朝とも、夕ともどちらつかずであることをいったもの。
季語は「瓜の花」で夏。「瓜の花」は、真桑瓜(まくわうり)の花をさす場合が多い。「瓜の花」の実際よりも咲くときの方に心を置いたとらえ方。
「瓜の花が、朝ともつかず、夕べともつかず、どちらつかずで咲いている感じは、
まことに落ちつかない感じだ」
室町も昭和も同じ胡瓜咲く 季 己