かなざわ風便り

変わり行く季節の中で、あの町この町で出会った風景や人情、イベントを訪ねて行きます。

屋久島の恵み(Part5-1)

2014年07月17日 | Weblog

   5月下旬、屋久島を訪れた。これまで屋久島と聞くと、縄文杉が見られる程度の知識しか持たなかったので
屋久島の全容も地形の知識も持たず谷筋をしばらく歩くと縄文杉が見えてくるものと思っていた愚かさ。
今日、屋久島へのアクセスは、大阪国際航空(伊丹)-屋久島空港まで1時間30分で簡単に行ける。
大阪から1時間余りで種子島上空を横切ると、間もなく屋久島空港に到着。
屋久島の恵みを堪能するには車が欠かせず、まずレンタカーを調達して宮之浦(スポーツレンタル店)へ、ここで明日からの行動用品を調達して宿へ。
  スタートは「縄文杉」の路へ!翌朝4時起床、車で屋久杉自然館まで-バスに乗り換えて荒川登山口へ。
6時登山口スタート、一路トロッコ道を安房川支流に沿ってひた歩き、途中「旧小杉谷集落」休憩舎で小休憩して先へ。トロッコ道沿道脇に次々現れる
屋久杉「三代杉」や巨大な切株に出会いながらトロッコ道終点「大株歩道入口」に着く。
これからが木階段や花崗岩の間を通り抜けながら、ひたすら縄文杉を目指して登るだけ。
途中に出会う巨大な屋久杉「翁(おきな)杉」を越えて「ウイルソン株」に着く。
(切株の中に入ると、10畳ほどの広さの空間に地下水が流れ、空を見上げると額の中に映り込むように周囲の屋久杉が入り、壮観さを感じさせる。)
この辺りから「ヒメシャラ」の大木が目立ち、サクラツツジが迎えていた。
大王杉・夫婦杉と通り過ぎて「ヤマグルマ」の中を抜けて、水場に着き昼食をとった。
縄文杉まで後40分、一気に登り切る!感動もそこそこに、来た道を戻らなければ帰れない運命で、自分に鞭を入れて歩きに歩くのみ。
午後5時荒川登山口に汗びっしょりで辿り着いた(この感動が一番だったかも知れない)。
午後7時宿に着き、お風呂のあと楽しい夕食となったが、好物の飲酒が進まないありさまで午後8時就寝となった。
屋久島の概要「東西28km・南北24km・周囲130km・面積500㎢・九州最高峰1,936mの宮之浦岳と1,000m級を越える尾根が38山も連なる。」

「屋久島の恵みは、5回に分割してUPしていきます。」

<荒川登山口から安房川に沿って、トロッコ道を歩く>

<小杉谷事業所跡で、屋久島国有林経営の前進基地であった。大正12年誕生以来500人以上の集落となったが、昭和45年、伐採事業終結で閉鎖となった。>

<三代杉(推定年齢初代から3500年現存3代目300年)>

<仁王杉(阿形)>

<トロッコ道終点(8.3km)で、これより大株歩道入口から登る>

<翁杉(推定年齢3000年)単木の生木として屋久島最大の杉であったが、平成22年9月倒壊した>

<ウイルソン株(推定年齢3000年)大正14年(1586)に豊臣秀吉が島津氏に命じて京都東山に建立した方広寺大仏殿の用材として伐採させた切株の
 一つと言われています。切株の中は10畳ほどの空洞になっていて、泉が湧いて流れています>

<空洞内部から空を見上げると、周囲の風景が絵のように映り込んで見えます>


<この辺りに、淡いピンクのサクラツツジが咲いていました>


<大王杉(推定年齢3000年)縄文杉が発見されるまでは、最大の屋久杉と言われ、屋久杉のシンボルとして崇められてきた>

<夫婦杉(左(妻)推定年齢1500年、右(夫)推定年齢2000年)8m程の間隔をおいた2本の巨杉が、10m程の高さで枝が結ばれている>

<マグロ頭と呼ばれる倒木>


<縄文杉「現在確認されている屋久杉の中で最大の屋久島のシンボル(樹齢2000~7200年の諸説がある)樹高25.3m幹回り16.4m」>




 

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