こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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S状結腸憩室出血

2012-11-24 22:58:36 | 家族のこと
うちのおばあちゃん、4月に肺炎で死ぬ思いをしてから8か月、すっかり元気になっていましたが、ここにきてまたアクシデント。

先週末から、排便時に出血があると言ってきました。
それもけっこうの量で、真っ赤だったと。
内服中のバイアスピリンを中止し様子を見ました。

週明けまでに数回、コアグラの混じった下血が数回あり、肺炎以来フォローしていただいている小澤先生に相談し、町田内視鏡クリニックの町田先生に紹介状をいただきました。

でも、町田先生は外来ではリスクがあるとして、T病院での入院検査を勧めてくれました。

そのまま、義姉に付き添われT病院を受診し、週明けに検査入院を予定したものの、採血でヘモグロビン値が9.0まで下がっていることがわかり、翌日から入院となりました。
9月末には12.0でしたから、かなり出血したのだろうと思います。

その日からCF(大腸ファイバー)の前処置で下剤が始まり、丸一日ポータブルトイレに乗り続け、そのたび真っ赤な出血があったようです。

当初より、憩室の可能性が疑われていましたが、CFの結果やはり憩室出血という事がわかりました。

S状結腸の憩室という事でしたが、クリッピング直前に迷走神経反射が起こりショック状態になってしまい、一旦休止。
再挿入した時には、出血が止まっていて出血点が見つからずクリッピングできませんでした。

結局、その後絶食で1週間の様子観察入院となっています。

悪いものではなかったものの、高齢のおばあちゃんにとっては、急激な貧血や医療処置はけっこうしんどいものだと思います。

絶食も可哀そうだし、かといってすぐに食べてまた出血して、下剤からまた始めるのはもっと可哀そうです。

調べてみると、高齢者でほかに症状がない鮮血の下血では、憩室出血の可能性が高いようです。

憩室と言っても、悪くすると穿孔を起こすこともあり、あまりなめてはいけないようです。
特にS状結腸は穿孔しやすいとあり、おばあちゃんのように、抗血小板薬を飲んでいれば、再出血のリスクはかなり高くなりますよね。

まあ、なんというか24年度師走になっても、我が家はドタバタドタバタといろんなことが起こっています。
ちなみに、おじいいちゃんはやっぱり寂しそうです。
どこか元気なないし、ずいぶんと気を使いすぎていて、こちらも心配です。

92歳と86歳。
ともに白髪の生えるまで一緒に来た二人です。
どちらが欠けても、相方のいない空間は寂しいものになってしまうのでしょうね。

一人でお茶をすするおじいちゃんは、なんだかしょんぼりしています。

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