高次脳機能障害。
最近は、テレビでもよく特集を組まれていたりします。
昔は、障害として認められず、白い目で見られた時期もあると言います。
脳梗塞や頭部外傷の後遺症で、注意力や集中力の低下、比較的古い記憶は保たれているのに新しいことは覚えられない、感情や行動の抑制がきかなくなるなどの精神・心理的症状が現れます。
私たちの感覚とは、全く違う感覚でものが見えたり、感情が不安定になりコントロールが効かなくなったり・・・
人によっては、抑制がきかなくなると大暴れして、本人の意思のではなくても、結果的に周囲にいた人を傷つけてしまったりすることもあります。
高齢になると、認知症状との区別もつきにくくて、ご家族も大変な思いで介護されていたりします。
でも・・・本人だって辛いに決まってます・・。
何が何だかわからない不安や苛立ちの中で、本人にしてみれば、周囲が勝手に自分をどうにかしようとしているわけですから。
とはいえ、物事を順序立てて理解したり、納得して我慢したりすることができないので、介護者のケアに激しく拒否をして、殴ってしまったり、怒鳴りちらして暴れてみたり・・。
こういうことが頻繁になれば、何とかご家族を休ませてあげたくて、ケアマネも必死にショート先を探したりしますが、デイは何とかなってもショートはどこも受け入れてくれません。
みな一様に「今の状態では無理です、ほかのご利用者様が怯えてしまいます。」と・・。
在宅で使われる一般的なお薬では全く効かず、夜もほとんど眠らないので、ご家族の疲労はピークになり、ご家族のほうが精神的にも参ってしまいます。
担当の看護師もケアマネも一緒に悩んで、主治医への報告や相談をしてきましたが、なかなか改善しないまま日にちが過ぎていきました。
そんなスタッフの話を受けて、主治医に再度相談を入れ、精神科の医師にコンサルトしていただきました。
そして、午後からの一時間、主治医のクリニックで、話をする事ができました。
精神科の医師とクリニック看護師、ご家族と私とケアマネとのカンファレンスとなりました。
結論から言えば、激しい精神症状の場合、どんな副作用が起きてくるかもわからないし、興奮でベットから転落したり怪我をしたりすることもあるので、精神科に入院して専門医にコントロールしてもらうのが一番望ましい、と言う事でした。
今の症状自体が薬の副作用であるケースもあるとのことで、一つ一つそういうものを見極めて、昼は覚醒して夜ぐっすり眠れるようなコントロールをめざすのだそうです。
ただ、こういうコントロールは、微妙でとても難しいのだそうです。
ショート先もない今、レスパイトもかねての入院が一番と言う事になりました。
妻は「それでお願いします。」と言ったものの、あとになって「でも・・寂しくなるわね。」とポツリ。
こんなにまで疲弊して、倒れる寸前まで来ているのに、いざ委ねるとなると躊躇してしまう・・。
こういう場面に、私たちもよく出会います。
今委ねなければ、あなたは倒れてしまう。
あなたが、倒れたらあなたの夫は帰るところを失う事になる・・・。そんな話を繰り返ししました。
先生も、ケアマネも看護師も・・。
とりあえず、病院が決まるまでのお薬は調節してもらい、受け入れてくれる入院先を探さなくてはなりません。
現状では、この地域の精神科の病院は、どこも満杯なのです。
横浜リハからは、かなり遠方の病院を紹介されましたが、面会もままならない病院では、余計に不安が募ります。
施設からも拒否され、病院さえもなかなか見つからない状況が、今のこの地区の現状です。
本当は、一番施設が必要な人たちが、難民のようになって辛い介護を強いられています。
きっと、こんなケースは世の中にたくさんあるのだと思います。
介護者が倒れてしまったら、あとは場所を選ぶ余地はなく、家族と会えない他県の病院へ行ってしまった人もいます。
なんだか切ないですね。
一緒にいたい思いと、現実との開きがどんどん大きくなってしまう・・。
今は、近くの病院が見つかることを祈るばかりです。
ところで、今日は午後からお休みをいただいて、久しぶりに「篠笛」のお稽古に行ってきました。
相変わらず、情けない音しか出ませんが、一心に吹いていると結構なストレス発散になります。
もうちょっとうまくなると、もっと頑張る気になれるのでしょうが、間に一度も笛に触れていないので、うまくなるわけもなく・・。
早く患者さんの癒しになるような音を出したいです・・。とほほ。
帰りにポルタの広場でパンを買ってきました。
にゃん!
肉球パン。なかに肉まんの具と、春雨が入ってます。
湯捏ねのパンで、モチモチして美味です。
ちなみに、恵方巻きも食べましたよ~。
明日は、いよいよ西部・瀬谷区訪問看護ステーション連絡会の「セミナー」です。
場所は、聖マリアンナ横浜西部病院の3階講堂。
18:00からとなります。
在宅でのIVHに関するセミナーです。
興味のある方は、当日参加でも大丈夫です。
ちょこっとのぞきに来てください。
最近は、テレビでもよく特集を組まれていたりします。
昔は、障害として認められず、白い目で見られた時期もあると言います。
脳梗塞や頭部外傷の後遺症で、注意力や集中力の低下、比較的古い記憶は保たれているのに新しいことは覚えられない、感情や行動の抑制がきかなくなるなどの精神・心理的症状が現れます。
私たちの感覚とは、全く違う感覚でものが見えたり、感情が不安定になりコントロールが効かなくなったり・・・
人によっては、抑制がきかなくなると大暴れして、本人の意思のではなくても、結果的に周囲にいた人を傷つけてしまったりすることもあります。
高齢になると、認知症状との区別もつきにくくて、ご家族も大変な思いで介護されていたりします。
でも・・・本人だって辛いに決まってます・・。
何が何だかわからない不安や苛立ちの中で、本人にしてみれば、周囲が勝手に自分をどうにかしようとしているわけですから。
とはいえ、物事を順序立てて理解したり、納得して我慢したりすることができないので、介護者のケアに激しく拒否をして、殴ってしまったり、怒鳴りちらして暴れてみたり・・。
こういうことが頻繁になれば、何とかご家族を休ませてあげたくて、ケアマネも必死にショート先を探したりしますが、デイは何とかなってもショートはどこも受け入れてくれません。
みな一様に「今の状態では無理です、ほかのご利用者様が怯えてしまいます。」と・・。
在宅で使われる一般的なお薬では全く効かず、夜もほとんど眠らないので、ご家族の疲労はピークになり、ご家族のほうが精神的にも参ってしまいます。
担当の看護師もケアマネも一緒に悩んで、主治医への報告や相談をしてきましたが、なかなか改善しないまま日にちが過ぎていきました。
そんなスタッフの話を受けて、主治医に再度相談を入れ、精神科の医師にコンサルトしていただきました。
そして、午後からの一時間、主治医のクリニックで、話をする事ができました。
精神科の医師とクリニック看護師、ご家族と私とケアマネとのカンファレンスとなりました。
結論から言えば、激しい精神症状の場合、どんな副作用が起きてくるかもわからないし、興奮でベットから転落したり怪我をしたりすることもあるので、精神科に入院して専門医にコントロールしてもらうのが一番望ましい、と言う事でした。
今の症状自体が薬の副作用であるケースもあるとのことで、一つ一つそういうものを見極めて、昼は覚醒して夜ぐっすり眠れるようなコントロールをめざすのだそうです。
ただ、こういうコントロールは、微妙でとても難しいのだそうです。
ショート先もない今、レスパイトもかねての入院が一番と言う事になりました。
妻は「それでお願いします。」と言ったものの、あとになって「でも・・寂しくなるわね。」とポツリ。
こんなにまで疲弊して、倒れる寸前まで来ているのに、いざ委ねるとなると躊躇してしまう・・。
こういう場面に、私たちもよく出会います。
今委ねなければ、あなたは倒れてしまう。
あなたが、倒れたらあなたの夫は帰るところを失う事になる・・・。そんな話を繰り返ししました。
先生も、ケアマネも看護師も・・。
とりあえず、病院が決まるまでのお薬は調節してもらい、受け入れてくれる入院先を探さなくてはなりません。
現状では、この地域の精神科の病院は、どこも満杯なのです。
横浜リハからは、かなり遠方の病院を紹介されましたが、面会もままならない病院では、余計に不安が募ります。
施設からも拒否され、病院さえもなかなか見つからない状況が、今のこの地区の現状です。
本当は、一番施設が必要な人たちが、難民のようになって辛い介護を強いられています。
きっと、こんなケースは世の中にたくさんあるのだと思います。
介護者が倒れてしまったら、あとは場所を選ぶ余地はなく、家族と会えない他県の病院へ行ってしまった人もいます。
なんだか切ないですね。
一緒にいたい思いと、現実との開きがどんどん大きくなってしまう・・。
今は、近くの病院が見つかることを祈るばかりです。
ところで、今日は午後からお休みをいただいて、久しぶりに「篠笛」のお稽古に行ってきました。
相変わらず、情けない音しか出ませんが、一心に吹いていると結構なストレス発散になります。
もうちょっとうまくなると、もっと頑張る気になれるのでしょうが、間に一度も笛に触れていないので、うまくなるわけもなく・・。
早く患者さんの癒しになるような音を出したいです・・。とほほ。
帰りにポルタの広場でパンを買ってきました。
にゃん!
肉球パン。なかに肉まんの具と、春雨が入ってます。
湯捏ねのパンで、モチモチして美味です。
ちなみに、恵方巻きも食べましたよ~。
明日は、いよいよ西部・瀬谷区訪問看護ステーション連絡会の「セミナー」です。
場所は、聖マリアンナ横浜西部病院の3階講堂。
18:00からとなります。
在宅でのIVHに関するセミナーです。
興味のある方は、当日参加でも大丈夫です。
ちょこっとのぞきに来てください。