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猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

実習生の評価を聞いて・・・わかりますけどね・・・

2013-12-11 22:03:15 | 教育
現在、本学3年生は長期の臨床実習をおこなっています。今週が最終週です。
学生の評価は様々ですが・・・困るのは、「本当に理学療法士になりたいのかわからいない」とか「頑張っている雰囲気がない」
という評価です。

このコメントはわかります。しかし、「もし、理学療法士になりたくなかったら実習には参加しない(リタイア)のではないかと思います」ということが本音です。

我々教員は、学生と長い付き合いですので、学生の本音もわかります。この点を臨床指導者にもうまく伝えるのが教員の実習訪問指導の能力ですよね。

先日もこの話を2年生にしました。2年生には、「表情を豊かにする練習をしなさい」と話しました。入学前に備われた雰囲気を変えることは学生にとっては大変かもしれませんが、我々は「患者様の機能障害を理学療法で改善し、豊かな人生をすごしていただく」という「サービス業」であると言っても良いですね。

患者さんやスタッフのみなさんから好意的に思われるためには、「人として」というところは基本的に大切になりますね。
でも、学生は「頑張りたい」と「頑張っている」わけなんですよね。ご理解くださいね。よろしくお願いいたします。








この週末は、関西理学療法学会 症例研究大会です。

2013-12-11 10:34:12 | 理学療法
この週末は私が会長をしている関西理学療法学会 症例研究大会が開催されます。
名前は大きく「関西」ですが、実は私の個人の学術団体であります。営利目的はなく、会費と講習会収益で、毎年、雑誌を作成し、そして、書籍を作成させていただき、若手の研究支援として研究助成金をださせていただいています。

講習会の参加費も1日講習で4000円、講師は基本的には私を含めて会の理事ですので、講師料は5000円としています。
会員には安価で、高い技術・知識を提供するというのが本会のコンセプトです。また、面白いのは、講習会の参加人数も講師1名に対して参加者10名として、実技講習が確実にできるように配慮しています。

このような会で毎年12月に症例研究大会を開催しています。私たちは、患者さまを治療するために存在するわけです。
どのような評価、治療をおこなったか、その効果はどのようであるかを明確にして発表していただきます。

発表は数名の採点者で採点され、順位がつけられるわけですから、必死ですね。

患者様のために、頑張ってほしいですね。





業者さんの年末の挨拶

2013-12-11 10:22:32 | インポート
私はいろんな業者の機器を使わせていただいている。年末末には、いくつかの業者が挨拶においでくださいます。
しかし、私はそのような風習は嫌いです。どちらの立場が上で、どちらの立場が下という考えもなく、また、挨拶においでいただいたとしてもその後になにか優遇できるものなどないわけです。

電話やメールでそのようなお話をいただいたときには、「ありがとうございます。12月はなかなか忙しいためにお会いできません。お気持ちには感謝いたします。」として遠まわしにご遠慮していただきます。

しかし、先日、以下のようなメールが届きました。

「年末のご挨拶に伺いたいので、下記の日程で都合よい日を教えてください。」です・・・・・どのように思いますか??
遠くから来られる方ならともかくとして、近所の営業所です。

私の気持ちがわかっていないなと思い、「このような挨拶は私には不要である。貴社の機器に関する問い合わせがある場合には当方よりご連絡させていただく」と意見をしました。

かなり気分の悪い思いでした。





様々な団体の講習会に参加して思うこと

2013-12-11 10:06:43 | 理学療法
今年は様々な団体の講習会の講師をさせていただきました。
数年前までは個人の団体の講演会の講師はできるだけお引き受けしておりませんでしたが・・・最初に講師の経験をさせていただいたときの印象は衝撃であった。

1 受講者は真剣であり、患者様をどうにかしたいと真剣に思っている。しかし、理学療法評価の詳細は学内教育で十分に対応されていない。

よく、最近は養成校の増加にともない、質の低い理学療法士の学生が増えたために、理学療法士の質が低下したといわれることがある。しかし私はそのような理由ではなく、「養成校の増加にともない、どのようなレベルの理学療法士も経験年数だけあれば養成校の教員になれる」ということがおこした問題である」と考えている。


2 企画をされている団体の職員は大変熱い方が多く、その姿には感動するがその反面で、「なぜ、そんなに情熱をもって運営できるのであろうか?」という疑問まで感じる。

私の関与している団体では、参加者の半分は自分の施設の職員、残りが外部からの応募者のところがある。それが良いのではないかと考えている。先日に関与した団体では、運営に参加した方のほとんどは、私の講演開始と同時期に会場の外にでるという感じである。そのことを、運営管理者に伝えると「私が伝達します」との返事??

このような思いもあり、来年以降、どのように動いていくかを考えている次第です。