日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

期待にそえなくてゴメン

2007-07-20 | 覚え書き(メイン)

ひっそりとブログを始めて

心にうつりゆくよしなし事を

そこはかとなく書きつくっていたのだが

昨日5000アクセスを記録した

めでたいというわけではないが

どんな人が見に来るのか気になったりもする

アクセス解析によるとほとんどが検索から来る方だ

検索「分子模型 ニトログリセリン」とか

検索「ペットボトルランタン 作り方」

などという単語検索で来てくれると

「どうぞどうぞ見ていって下さい。参考になれば幸いです」

という気持ちになる

 

だが

なかにはなぜこの単語で と思うものもあるのだ

Photo_283

検索「犬 陰嚢」である

しかも34600件中の2位ってどうよ

このブログのどこにも犬の陰嚢の話は出ていない

イヌノフグリを漢字で書かなきゃ良かった

申しわけないなあ

Photo_284

検索「陰嚢 模型」

248件中の1位

・・・また陰嚢である ○| ̄|_

また この人も

どんな情報を探してこんな検索をなさったやら・・・

陰嚢の模型が欲しかったとしか考えられないが

ウチでは販売しておりません

Photo_285

こんなのもあった

検索「引き継ぎ事項」

この人は何が知りたかったのでしょう

本校教務の引き継ぎ事項でよろしかったでしょうか?

 

グーグルもグーグルである

34700件中のトップにウチを持ってくるかなあ

グーグルの将来が心配である

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黄足長蜂(標本)

2007-07-19 | ものづくり

「先生、蜂が」と呼ばれた時には

すでに死んでいたアシナガバチ

先日の巣のお母さんでなければいいがDsc00034

するどい針を出したまま息絶えている

無念だったんだろうね

申しわけないが透明樹脂標本のリベンジに

使わせてもらうことにした

1回目2回目も気泡に泣かされたので

今回は気泡の入らない作品を目指す

Dsc00032

ちぢこまった手足をクリップの先等を使って開く

この時毒針を刺さないように気を付けた

Dsc00353

足を開いたまま固定して何日かおいた

Dsc00354

2回目の時と同じように製作

違うのはレジンを入れた後ドライヤーで温めたこと

気泡を膨張させて早く浮かばせることが目的だ

Dsc00871

で硬化した姿がこれ・・・

ずいぶん端っこの方ですこと

えへへ実は手順を1個省略しちゃったんだよね

A 最初に1cmくらい流し込み、硬化

B 虫を入れて背中がひたるくらい流し込み、硬化

C 虫が隠れるまで流し込み、硬化

と3回も硬化させるのが面倒でAの手順をとばしてしまった

そしたら

夜のうちに浮かんでいた標本がぷかぷか動いて

壁にひっついて固まっていたのだ

Dsc00872

透明度は過去最高だったんだけどねえ

ものぐさはいけないということを教わった

次回こそリベンジだ(またかよ)

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異常震域

2007-07-17 | 覚え書き(メイン)

予報通りに今日は曇天

しかも最高気温17℃の肌寒い天気

梅雨明け前の三陸の7月は

とても夏とはいえない気候だ

6月に何度も入ったプールも

アメンボが泳ぐばかり

このままでは水泳記録会の選手選考もままならない

 

さて中越沖地震はお気の毒だった

マスコミのほうは原発をスケープゴートにしたそうな気配

地震なんて怒りのやり場がないもんなあ

それから昨夜は

北海道から関東にかけての東日本が

震度3から4で揃って揺れた

震源地を見るとなぜか京都

 

インターネットでも

「おれ京都だけど揺れてない」

「誤報じゃないのか」

と気持ち悪がられていたこの現象

日本沈没フリークの私が解説しておこう

Photo_282

日本列島の地下では太平洋プレートが西に動き

ユーラシアプレートの下にもぐりこんでいる

昨夜の地震は震源が地下370kmと深かったので

もぐりこんだプレートが震源だったと考えられる

地震波はもちろん真上にも伝わろうとするが

柔らかなマントルのクッションで減衰してしまう

固いプレートを伝わった地震波は減衰せずに

東日本を揺らしたと言う訳だ

だけど確かに気持ち悪い地震な訳で

異常震域という言葉が付いている

 

地震国日本だが、あまりエネルギを溜め込まずに

小さい地震をちょろちょろ・・・で

許してもらいたいものである

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台風一過

2007-07-16 | 写真

Dsc01795

実は昨日のブログは

大きな花火の写真をのせる筈だった

今日の記事はブルーインパルスの

曲芸飛行の写真が飾る筈だった

全ては台風4号が悪いのさ

 

わが町の久々に景気のいい話題だったのになあ

花火大会とブルーインパルス

台風様には勝てんということだ

花火はお盆にでも上げてくれんものかな

ぼやいていてもしょうがないので

台風一過の久々の日差しを写真に撮りに出る

ねらうは青空と虫

得物はフィッシュアイを装着した一眼

Dsc01812

虫達も久々に晴れているからと

がんばって稼いでいる

トラマルハナバチもカメラなど気にせず蜜集め

Dsc01895

モンキチョウさんは子孫繁栄を目指している

Dsc01972

こちらのバッタはまだ羽も生え揃わない坊や

何を考えて逆立ちしているのやら

Dsc01947

そしてベニシジミ

黒目がちで何時撮っても絵になる

 

やはり青空はいいね

でも明日から一週間ずっと曇りの予報だ

梅雨明けは遠い

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昆虫、植物のステロイド(分子模型)

2007-07-15 | 分子模型図鑑

ステロイドの続きである

 

エクジソン(脱皮ホルモン)

エクジソン

昆虫のホルモンである

サナギや成虫への変態を司る

蚕などの幼虫を軽く糸で縛ってやると

前半身だけがサナギになる

このような実験によって

脱皮ホルモンは胸の前部で作られていることが分かっている

昆虫だけでなくカニやエビなども

このホルモンによって脱皮する

 

ソラニン

ソラニン

植物ステロイド配糖体

写真左下が糖で右上部がステロイド

ソラニンは ジャガイモの芽に含まれる神経毒

小さいジャガイモには多く含まれている

中毒すると頭痛・嘔吐・胃炎を引き起こす

ジャガイモが古くなって緑になると

ソラニン含有量がどっと増えるので

ジャガイモさっさと皮を剥いて食ったほうがいいということだ

同じナス科の植物トマトやピーマンにも含まれてる

 

ジギトキシン

ジギトキシン

薬用植物ジギタリスに含まれる

ステロイド配糖体

心筋に強く作用するので強心配糖体と呼ばれる

心臓の薬として使われるが

トキシン(毒)という名の通り分量によっては致死性の毒である

強心配糖体は様々な植物に含まれており

例えばスズランにはコンバラトキシンという強心配糖体が含まれる

スズランの場合は毒としての方が有名か

 

サポニン(ギトニン)

サポニン

ステロイド配糖体だが

界面活性効果が強いもの

水に溶けて石鹸のように泡立つものをサポニンという

糖の部分が水と親和性が強く

ステロイド部分は油と仲がよいため

まさに石鹸のようにコロイドを作る

天然の界面活性剤である

分子模型図鑑 

次回は

界面活性剤に進む

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ステロイドホルモン(分子模型)

2007-07-14 | 分子模型図鑑

前回植物コレステロールの紹介をした

よい機会なので様々なステロイドを

がんがん作ってみよう

 

コルチゾール(副腎皮質ホルモン)

副腎皮質ホルモン

腎臓の隣にある副腎から分泌されるホルモン

血圧や血糖値をあげる働きをする

ストレスにより分泌される

多量に分泌されると脳の海馬を萎縮させる

心的外傷ストレス障害

Post-Traumatic Stress Disorder

の要因と考えられる

 

アンドロステンジオン

アンドロステンジオン

プロホルモン(ホルモン前躯体)

筋肉増強剤としてサプリメントが販売されている

体内で男性ホルモンになることで筋肉が増強される

ただし

女性ホルモンの前躯体でもあるので

女性化乳房などの副作用もあるらしい

 

テストステロン(男性ホルモン)

男性ホルモン

男性ホルモンの一つ

筋肉増強・体毛増加を司る

声を太くしたり、頭髪を抜いたりもする

男児は胎児の時(妊娠6ヶ月目あたりまでに)

テストステロンに大量にさらされることで

女の脳から男の脳へと変化する

このときテストステロンが足りないと

女心を持った男性が誕生することになる

男性では睾丸と副腎から分泌される

女性でも副腎からだけだが分泌されている

 

プロゲステロン(黄体ホルモン)

黄体ホルモン

月経周期を決めて子宮に妊娠準備をさせるホルモン

妊娠していた場合乳腺を発達させるなど

出産まで妊娠を持続させる役目を持つ

妊娠中PGF2(プロスタグランジンの一つ)が活動すると

子宮収縮・黄体縮小がおこり

このプロゲステロンが不足して妊娠は中絶される

 

エストラジオール(卵胞ホルモンE2)

卵胞ホルモン

エストロン(卵胞ホルモンE1)

卵胞ホルモン

女性ホルモン

黄体ホルモンが黄体からしか分泌されないのに対して

卵胞ホルモンは卵巣・胎盤・副腎等様々な所で生産している

男性の場合これも睾丸で作られる

テストステロンから作られるのだ

 

黄体ホルモンが非常勤であったのに対し

卵胞ホルモンは正社員扱いである

女性の二次性徴一般を司る

身長の伸びを止めてしまう仕事もする

 

男性ホルモンと女性ホルモンの形は

ほとんど変わらない訳で

その少しのちがいで人生の悲喜交々が

生まれてくるのがおもしろい

 

大豆イソフラボン(再掲)

イソフラボン

これは女性ホルモン類似活性があると言われる

ポリフェノール:イソフラボン

両端のヒドロキシ基の距離が

エストラジオールと近似している

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老人福祉施設訪問

2007-07-13 | 覚え書き(メイン)

通信簿シーズンだが

今日は2年生が老人福祉施設の訪問に出かけた

Dsc01711

歌を歌ったり

Dsc01720

プレゼントをしたり

Dsc01757

肩を叩いてあげたり

小さいなりに気を使ってがんばる子供達

 

掲示板には

傘寿だれそれ、卒寿だれそれ、古希だれそれ

と入所者の名前が貼ってある

傘寿とか卒寿とか意外とポピュラーなのか?

ていうか

70才でもうここで暮らしている方もいるんだなあ・・・

「元気で長生きして下さい」

と2年生は元気な声で別れを告げた

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雀(スズメ)

2007-07-12 | 写真

学校の話題なのに

昆虫を殺戮したことばかり書いていると

殺伐としてくるので

ヒト助けの話も・・・

 

昨日

本校で母親達のグループによる

読み聞かせがあった

全て終了して皆さんお帰りになった後

一人のお母さんが職員室まで戻ってきた

「児童昇降口に落ちていたんですけど」

Dsc01652

昇降口上で雀が子育てをしている

これまで2度程ヒナの転落事故死があった

今回はぐったりしているけど息はある

前回・前々回は羽もろくに生えていなかったから

ずいぶん成長したものである

そのせいで今回は助かったのだろうか

Dsc01648

おや。目を開けた

鳥が好きな先生に相談に行くが

子供達に見つかり

「見せてみせてー」

「飼いたいかいたいー」の大合唱

君たちがヒナみたいだぞ

Dsc01654

オオなんだか元気になってきた

これだけ声が出るようだと生き延びるか知らん

Dsc01667

教頭がハシゴを登り巣に返すことになった

Dsc01676   

ハシゴが離れると即座に親が寄ってきてエサをやる

良かった

無事に育てばいいな

また落ちたりしそうな気もするが

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黄足長蜂(キアシナガバチ)

2007-07-11 | 昆虫

「鈴柩先生、蜂の巣!」

と養護教諭の先生が入ってきた

行ってみると

給食室の入口に確かにハチの巣が・・・

Photo_262

巣の形からしてキアシナガバチのようだが

成虫の姿はない

アシナガバチはスズメバチほど攻撃的ではないので

本当はそっとしておいてやりたい所だが

場所が悪かった

給食準備と片づけで子供達が

ワイワイ通る所の真上である

申しわけないけれど撤去させてもらう

Photo_263

アシナガバチはお母さんが一人で冬を越し

春から巣作りを開始する

旦那に死なれておなかの子を一人育てる母親

を想像して胸が痛む

 

真ん中の部屋から作り始めるので

内側の幼虫から先に成長していく

写真中央の二匹は白い蓋で部屋を閉じて

サナギになろうとしているところだ

ということは巣がここまで大きくなっても

お母さんは一人でがんばっていたのだ

Photo_264

ごめんねといいながらも

虫好きの子供達と一緒に部屋の中を確かめると

15人姉妹・・・(この時点ではメスしか産んでいない筈)

長女が成人すれば

お母さんの仕事を手伝ってくれるから

少しは楽になる所だったのにね

Photo_265

末っ子はもちろんまだ卵の状態だ

 

母子家庭の留守宅を襲って家ごと失わせてしまった

こないだのニジュウヤホシテントウの虐殺といい

わたしは大悪人である(鬱だ)

帰ってきたお母さんバチは

巣のあった場所をうろうろ捜し回った末に

飛び去って行った(ゴメンm(__)m)

森の中にでも新しい家族を作ってほしいものだ

Photo_266

これはそのお母さんとは違う個体だが

アシナガバチの姿

 

アシナガバチの生態については

とてもよい本がある

小学4年生の児童が観察した日記をまとめたもの

この本を読んだせいで今日の記事は

アシナガバチに感情移入しすぎたかも

雄太昆虫記―ぼくのアシナガバチ研究所日記 雄太昆虫記―ぼくのアシナガバチ研究所日記
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2002-03

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虱?蠅?蛾?(オンシツコナジラミ)

2007-07-10 | 昆虫

「鈴柩先生、羽の生えたアブラムシっているの?」

先日校長が話しかけてきた

「いますよ。付いている草が枯れそうになると

 羽の生えた奴が出てきて引っ越しをはじめるんです」

「あらーじゃあ着いたばかりなんだわ。なんとかしないと」

「どこですか?」

「2階の花。5年生のサヤインゲンにも付いてた

 さわると白い虫がフワァって飛ぶの」

「白い?」

アブラムシといえばポピュラーなのは

緑色や茶色で白いのは見たことがなかった

「写真とって来ます」

行ってみると確かに1mm大の小さな虫が・・・

白くて羽が生えている

1_13

一見してアブラムシではない

むしろウンカとかヨコバイに似た体形

2_14

葉の裏側ではたくさんの虫が生活を営んでいた

22_1

すいませんちょっとお邪魔しますよ

体形はセミに一番近いような、でもサイズが全く違う

25

お子さんも一緒に暮らしていらっしゃった

ちっちゃくした米粒みたい

 

ネットで検索するとどうやら

オンシツコナジラミ」というやつ

コナジラミといってもシラミとは関係ない

英名はwhiteflyだがハエではない

(あいつら羽がはえてりゃ皆ハエにしちまう)

中国名は粉蛾だがでもない

コナジラミ科の出自は半翅目なので

咀顎目のシラミ、  双翅目のハエ、鱗翅目のガ

どれも当たっていない。

やっぱりアブラムシやセミの親戚だった

 

知らない虫もまだまだいるもんだ

昭和49年に日本に入国してきたらしい

3_13

小さいのが卵、とげの生えたようなのがサナギである

彼らが吸う栄養は、たかがしれているのだが

排泄物に菌が繁殖することで植物を弱らせてしまう

きっと悪気はないんだろうけどね

 

コナジラミ

やっぱり名前に恵まれない奴だ

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