日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

季節はずれの送別会

2007-07-29 | 覚え書き(メイン)

1学期の終了とともに

お別れする先生との送別会があった

R0010707

まだ若い女性

現在の学校では貴重な存在だった

今、全国の先生達の平均年齢は45才

35才から55才の先生が70%を占めている

20代の先生なんて10%に満たないのだ

昔は違った

20年前なら年に数回、先生の結婚というイベントがあった

今や職員室の話題ときたら

腰を痛めた話、尿酸値が高いという話

10年後には小学校も

おじいさん先生おばあさん先生で

いっぱいになることは目に見えている

教員採用の計画性のなさといったら致命的である

教育はある意味で職人的な仕事である

教員免許も採用試験もあまり意味はなく

先輩教師から教わったり

技術を盗んだりすることで

先生として熟練していく所がある

 

それが同じ世代ばかり

どばっと採用するものだから

(我が校の担任も皆 三・四十代だ)

空白の世代が出てしまい

技術の伝承がうまくいっていないのだ

 

さらに少子化の影響もあって

採用を絞るものだから

先生になりたくてなれない若者がたくさんいる

その癖教師の数が定数に足りないので

先生になれなかった若者を臨時に採用する

我が校にも臨時採用の講師が3人いた(15%だ)

学校もハケンの時代なのだ

それでいいのかなあ

 

おもしろいお兄さん先生

優しいお姉さん先生

おっかないお父さん先生

きびしいお母さん先生

いろんな世代の先生がいて

いろんな性格の先生がいて

それでこそ勉強以外の事も学べる学校になるのではないのか

もうちょっと計画的に採用していかないと

未来の教育もあぶないぞ

 

とりあえず3人の臨時採用講師の試験合格を祈る 

コメント
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